一般社団法人優良リフォーム支援協会は、営利を目的としない日本最大級のリフォーム業界の支援組織だ。不動産会社や賃貸管理会社の会員も多く、年会費1万円～で、様々な恩恵を受けることができる。
いったいどのようなサービスが受けられるのか、具体的に紹介しよう。
優良リフォーム支援協会とは
「安心なリフォームで快適な暮らし」をモットーに、リフォーム業界の発展を支援する優良リフォーム支援協会は2009年に設立した。元々は、設備機器や建材の共同購入や消費者保護のための啓発活動や勉強会が主たる活動だった。
小規模な工務店がリフォーム案件ごとに住宅設備や建材を購入すると、定価での仕入れになり利益を圧迫してしまう。そこで、協会がロット単位での共同購入することで、単価を下げるというものだ。
会員が増加するとともに、メーカーやサービス事業者が会員特別価格での商品販売をはじめ、業務効率化ツールの提供やクレーム対応窓口の設置、ビジネスマッチングなど様々なサービスの提供を開始した。
現在では、工務店・リフォーム事業者をはじめ、周辺の商材メーカーや商社、不動産会社、保険会社、物件オーナーなど、全国1,300社（2019年1月現在）以上が会員だ。
【優良リフォーム支援協会加盟会員の業種内訳】
不動産会社や不動産管理会社、大手と呼ばれる企業も数多く登録している。
では、不動産会社・管理会社が加盟するメリットとは何なのだろうか。
優良リフォーム支援協会の「破格」のサービスラインナップ
優良リフォーム支援協会は、会員への特別サービスが目白押しだ。
先述した特別価格での設備や商品は下記を確認してほしい。
『住まいの彩生館』のは、会員以外はIDとパスワードを入れないと仕入れ価格は見られないが、価格.COMやAmazon、楽天等よりも安価な商品が多く、多くの問屋さんがここから仕入れをしているのも頷ける。
その理由を尋ねたところ「営利を目的とした団体でないため、利益を乗せて販売していないこと」、「賛助企業やメーカーが協会支援をしてくれているため、その補助金を使って仕入れ価格よりも安価で販売できる仕組みがある」からだという。
また、協会所属のリフォーム会社・工務店に依頼することで、全国で格安なリフォーム工事も可能だ。そのほかにも、あらゆるサービスを破格で提供している。
■コールセンター営業代行
コールセンターから、社名を名乗りアポイントを獲得するサービスだ。
正会員であれば、年間1,000件までは無料で利用することができる
■彩生館コールセンター（電話受付代行サービス）
転送電話や営業時間外での電話受付を行うサービスも提供している。
正会員であれば月25コールまでは無料で利用することができる。
25件以上の場合でも、業界屈指の格安の料金プランだ。
少人数や、1人で事業を行っている企業にはぴったりだ。
■DM発送代行サービス
顧客に対して未だに有効なDMでのアプローチ。しかし手間やコストを考えると頻繁に行うことに躊躇（ちゅうちょ）してしまう事業者も多いだろう。
優良リフォーム支援協会では、DM発送代行も請け負っている。
・宛名ラベル印刷
・ラベル貼り
・封入作業
・発送（ゆうメール）
これらを全て行って、会員ならば送料込み1通78円で頼むことができる。
■中古物件販売チラシ制作
中古物件の販売用のチラシ制作にも、負担を感じる事業者も多いだろう。
会員であれば月2件までは無料でチラシ制作を依頼することができる。
上記した以外にも、同協会には様々なサービスを提供している。
【事例紹介】会員になれば不動産会社の利益が上がる
優良リフォーム支援協会は、便利なサービスが安く使えるだけではない。
協会が提供するリフォームスキームを活用することで不動産会社の利益向上にも直結する。
■宮崎県 賃貸仲介A会社 初年度売上4億円 利益1億2,000万円
■大阪府 賃貸管理B会社 年間1,500室の管理獲得
■神奈川県 売買仲介C会社 仲介手数料の5倍の利益を獲得
これらはほんの一例だ。
これらの企業が特段リフォームに関する知識があったわけではない。
優良リフォーム支援協会が提供するスキームを活用することで、これまでの不動産事業に加えて新たな収益源を生み出したのだ。
その詳しい紹介は下記の記事を参照して欲しい。
格安の商材・サービスに加えて利益向上も見込むことができる優良リフォーム支援協会。
入会方法は、協会が運営するセミナーか個別相談に参加する必要がある。法人格でない事業者や創業間もない会社でも加盟は可能だが、必ず一度面談が必要だ。
その理由として会員同士のビジネスマッチングをするため、企業間のトラブルにならないように入会時に面談をしている。また、1社でもお客様に信頼を損なう行為があれば、協会全体のイメージダウンにつながる。指導や除名処分等も行う場合もある。
これから真剣にリフォーム事業へ参入したい方は、1度問い合わせてみてはどうだろうか。
