「海老で鯛を釣る」という諺(ことわざ)がある
小さな労力や投資によって利益を得ることだ。今、リマールエステート(東京・中央区)に月額6万円支払うだけで、月350万円、いやそれ以上の利益が無限大に生まれる可能性があるという。決して怪しい投資話などではない。同社が提供するサービス「キマール」によって利益が確実視できるという。いったいどういうことだろうか。
「キマール」を活用した新しい不動産売買
不動産売買支援クラウド「キマール」は、不動産売買における煩雑・手間な業務や、無駄なコストから不動産会社を解放する機能が70以上備わっている。具体的に、その1部を紹介しよう。
「キマール」の機能①
物件・顧客の情報をまとめて管理する唯一のサービス
「キマール」最大の特徴、それは物件情報やそれにひも付く大量のデータ・資料と、顧客に関する紹介履歴情報などを、整理しまとめて管理できることだ。
【例】
A物件を売却する場合、a担当者はその物件に関心が高いと思われるα(個人・法人顧客)に物件を紹介する。単純な不動産売買であれば、こういったやりとりで済む。
しかし、複数の物件や顧客、担当者を抱えている会社の場合、不動産情報のやりとりは複雑化する。
・A物件を、a担当者が、α顧客に紹介する。
・A物件を、b担当者が、β顧客に紹介する。
・B物件を、a担当者が、β顧客に紹介する。
・B物件を、c担当者が、α顧客に紹介する。
など、あらゆる方法で情報が行き交う。
しかも、どの物件を誰が、いつ、誰に紹介したのか、などの記録を残せている不動産会社は皆無ではないだろうか。物件が何人に紹介されたのか。顧客にはいくつの物件が紹介されたのか。どのような資料が渡されたのかといったデータなども残っていない。
「キマール」では、「A物件は誰に紹介中なのか」「α顧客にはどういった物件を紹介し、どのような資料を提出しているのか」「A物件を紹介した顧客一覧や資料一覧」など、あらゆる側面から物件情報・顧客情報・資料情報を即座に確認が可能だ。
▲「キマール」なら物件を誰に紹介しているのかが一目で分かる
▲顧客にいつ、どういった物件を紹介しているのかも簡単に確認できる
「キマール」の機能②
面倒なメール業務を大幅削減。手軽に情報を「ばらまける」!
不動産売買は情報の「ばらまき」が不可欠だ。
大量の顧客や不動産会社に物件情報をばらまき、引き合いを獲得する。
しかし、FAXの送信や顧客1人1人へのメール作成など、ばらまき業務にかなりの時間を奪われている不動産会社は少なくない。
「キマール」では、簡単に手間をかけずに物件情報を顧客に「ばらまく」ことができる。
物件画面から顧客と配布資料を選択するだけで物件情報をメール送信す。文面は既に用意されており、何も考える必要がないため、メール業務の約8割を削減できる。
▲顧客をクリックするだけで情報をばらまくことができる
さらに、同じ物件でも顧客別に送付資料の出し分けや、価格に差を付けること、簡単なメッセージをつけることも可能だ。
▲資料や価格の出し分けもクリックで可能
「どの物件を誰に、いつどういった条件で紹介したのか」の紹介状況を一目で把握することで、「紹介漏れ」による機会損失をなくすことができる。
「キマール」の機能③
リアルタイムで顧客の「今」が分かる!
顧客に不動産情報をばらまいたあと、「資料を見てもらえたのか」「追客のタイミングはいつか」「物件に興味があるのか」などを推し量るのは非常に難しい。
「キマール」では、顧客に送付した資料のダウンロードやプレビューを、リアルタイム通知で知ることができる。顧客ごとの関心の高さを知り、興味を持った顧客へ一早いアプローチが可能だ。顧客の動向と関心を把握することで、売買成約の可能性向上を図ることができる。
▲顧客がいつ資料にアクセスしたのかが分かる
▲資料ごとのダウンロード回数や閲覧回数も確認できる
また、「キマール」非導入企業に向けての物件情報送信も可能だ。顧客を選ぶことなく幅広い売買業務で活躍するサービスになっている。
「キマール」の料金6万円。得られる利益350万円以上!?
では、実際にキマールよってどれほどの効果が出るのだろうか。
タイトルにもなっている「350万円の得」とは何なのだろうか。
想定するモデルケースを元に見てみよう。
【モデルケース】
月間150物件を取り扱う不動産会社。
馬鹿にできない印刷コスト
売買に限らず不動産業界では、未だに紙主流の文化が色濃い。
FAXを始め、郵送用の資料などあらゆる場面で紙が活用されている。
では、その紙。月にいったいいくらのコストが発生しているのだろうか。
特に、事業用不動産の資料は種類もページ数も膨大だ。
100物件について、それぞれ資料100ページを印刷し、15の不動産会社や顧客に見せる場合。
10円(印刷費用1枚)×100ページ(資料)×100(物件分)×15社(に紹介)
=月間150万円
これに加えて、郵送費用なども発生する可能性がある。
「キマール」であれば、大容量のデータであっても無制限に登録し送信することができる。
また、送信も物件画面から顧客と資料選択するだけで完結、費用は0円だ。
バイク便
急ぎの資料送付などが必要な場合、バイク便を活用するケースは少なくない。
特にビルなどの事業用不動産や法人間の交渉など、大型取引においては迅速な資料送付が必要になって来る。
50物件の情報を、バイク便を使って15の不動産会社や顧客に送る場合。
2,000円(バイク便)×50(物件分)×15社(に送付)
=月間150万円
「キマール」は、どれだけ大容量であっても、一瞬で物件情報・資料を送付することができ、CD-ROMを作成する手間もいらない。もちろん費用は0円だ。
キャビネット賃料
物件情報や顧客情報をバインダーなどにまとめて管理している場合、保管場所として大型なキャビネットを用意している会社は多い。
一般的なキャビネットは1台1坪ほどの面積が必要だ。
三鬼商事が2019年2月に発表した東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の平均賃料は1坪当たり21,010円だった。
つまり、東京都心5区にオフィスを構える不動産会社に、キャビネットが20台あった場合、キャビネットが占有する面積の賃料は…
21,010円/平均賃料(坪)×20台
=月間42万,200円 だ。
「キマール」なら、物件情報や顧客情報をクラウド上に管理しておくことができる。どこからでも閲覧することができ、また検索を使って即座に探すことが可能だ。もちろん費用は0円だ。
印刷コスト:150万円
バイク便コスト:150万円
キャビネット賃料:42万円
単純計算、月々に発生する約350万円が「キマール」を導入することで0円になる。
「キマール」は従業員7人分の時間節約!
「キマール」はコスト削減だけではなく、業務効率の改善によって時間節約にも貢献する。
1物件にかける事務作業、月に何時間?
不動産売買に発生する事務作業に、実はかなりの時間をかけている担当者は多い。
メール送信業務
物件情報・資料は、法人や顧客ごとに1通ずつ作成し、BCCやCCを使わずに通常メールとして送っている企業は多いのではないだろうか。
1本のメール制作に10分かけたとすれば、15社分では150分の時間を費やしている。
印刷業務
デジタルデータを印刷して法人や顧客に送付している場合、資料などの印刷にかける時間も馬鹿にならない。
1物件の資料印刷に10分かかった場合、15社・顧客に分印刷すれば150分の時間がかかっている。
発送作業
印刷した資料を郵送する場合、ラベルシールの印刷や、発送手続きなどにも手間と時間がかかっている。
1物件の資料を、10分かけて発送準備した場合、15社・顧客送れば150分の時間が奪われている。
ファイル整理業務
物件資料や収支資料、登記など様々な資料・情報の整理にもまとまった時間が必要になる。資料を1つずつ確認し、デジタルデータの場合は印刷し、整理しなければいけないからだ。
1つの資料の整理に5分かかり、30資料あるとすれば1物件の資料につき150分の時間が発生している。
メール送信業務:150分
印刷業務:150分
発送作業:150分
ファイル整理業務:150分
合計:600分=10時間
つまり、1物件当りにかける事務作業は10時間にも及ぶ。月間150物件分、同じ作業を繰り返した場合、1,500時間にもなるのだ。1日10時間勤務で20日働いた場合、月の労働時間は200時間だ。
これらの作業を「キマール」なら、わずか数秒で行うことができる。
つまり、「キマール」を導入することで、従業員7.5人分の時間削減を可能にする。
「月に150物件も扱っていない」という不動産会社もいるかもしれない。
しかし逆を返せば、現状で上記した事務作業を行っていない場合、わずかな時間で1,500時間分の業務を新たに行うことができるということだ。
不動産業界を熟知した「キマール」
「キマール」を提供するリマールエステートの赤木正幸社長は、不動産業界出身だ。早稲田大学卒業後、森ビルにてJ-REITの投資開発部長として、不動産売買を統括していた経歴を持つ。現在は、一般社団法人 不動産テック協会の代表理事に就任し、不動産業界とテクノロジー業界の双方の発展に尽力している。
不動産出身者が作ったからこそ、「かゆいところに手が届く」機能が充実している。
例えば、「キマール」は「あんこ業者」にも配慮したサービスだ。
釈迦に説法になるが、物元a社から物件を紹介されたb社が、買主を見つけられずc社に物件を紹介し、売買が成立した場合、b社はあんこ業者になる。c社が決めきれずd社に、d社がe社に、といったこともある。また、業者を挟む中で物件価格や物件資料が変化していく可能性もある。
通常、物元a社は、b社に情報を渡した先に、あんこ業者が何社いるのかを知る術はない。あんこ業者になっているb社としても、物元a社にどういった条件でc社に情報を投げているのかを知られると具合が悪いケースが多い。
「キマール」では、物元の不動産会社であっても、情報を送った先で、その物件情報がどう動いているのかを知ることができない仕様になっている。つまり、あんこ業者にとってもこれまで通り物件情報のやりとりをすることができるのだ。
「キマール」は、業界の商慣習をそのままに、テクノロジーによって業務効率を簡略化し、コストを削減している。
赤木社長は、「キマールによって、不動産売買業務における手間をなくすことだけが目的ではありません。その先にこそサービスの本領があります」と語る。
不動産売買で発生していた手間やコストを削減し、生産性を上げることは、様々な可能性を生み出す。営業マン1人1人が高付加価値な業務に専念してもよいし、回転数を上げてこれまで以上の物件数を取り扱ってもよい。
付加価値を高め回転数を上げることで、不動産売買の成約数は確実に増える。これまで以上の高い利益を生み出すことができるのだ。さらに、物件データや顧客データを蓄積できるので、将来的に不動産営業にAIを活用する準備にもなる。
「キマール」は月額6万円~のサービスだ。
それによって得られる利益は、コスト削減による350万円どころではない。
不動産売買の成約を増やすサービスでもあり、数千万円・数億円のプラス利益を獲得するためのサービスなのだ。