ダンゴセレクト(東京・渋谷区)は不動産ビジネスの総合商社だ。
・業界最安値の無料インターネット
・格安の宅配ボックス etc.
賃貸物件の空室対策や付加価値施策を得意とし、不動産ビジネスの課題に対して様々なソリューションを提供している。
ここまで読んで、「賃貸の分野なら、当社には関係ないサービス」と考え、ページを閉じた不動産売買メインの事業者がいたなら、大きなチャンスを逃したかもしれない。ダンゴセレクトは、売買や買取の分野でも有効なサービスなのだ。今回は、不二興産(名古屋市・西区)が利用したダンゴセレクトのリノベーション事例を紹介しよう。
成長企業!不二興産の二本柱
不二興産は、2000年設立、愛知県名古屋市に本社を構える不動産会社だ。
一棟の収益物件を買取り、リノベーションをかけて販売する「不動産再生事業」と、自社でも収益物件を保有し、蓄積した大家業としてのノウハウを提供する無料会員サービス「新・大家ライフ」が、事業の二本柱になっている。
現在では、ネットやメディアを使った情報収集が容易になり、投資家や一般消費者であっても不動産知識が豊富だ。また、昨今の不動産投資業界を賑わすネガティブなニュースが多く、不動産事業者が思わず答えを窮するような質問を投げかけられることも多いと聞く。
そういった中でも、不二興産は誠実な提案を心がけ、年間4,500以上の収益物件情報を取り扱い、購入後も「新・大家ライフ」によって手厚くサポートするビジネスモデルを一貫。「新・大家ライフ」は2,000名を超える大家が登録する会員組織だ。着実な成長を続け、2015年には東京支店、2018年には大阪支店を開設し、同社は拡大の一途をたどっている。
不二興産が利用したダンゴセレクトのサービスは「リノベーション」
今回、不二興産が利用したのは、ダンゴセレクトのリノベーションだ。
冒頭に紹介したとおり、ダンゴセレクトは不動産ビジネスの総合商社だ。不動産会社からの様々な要望にも柔軟に対応している。
ただ、「リノベーションができる」だけでは、不動産会社は利用しない。実際に、工事はスムーズだったのか。不満はなかったのだろうか。
そこで、今回は不二興産 東京支社 企画営業課 松尾尚之課長に話を聞いた。
―どういった物件のリノベーションで、ダンゴセレクトを利用したのでしょうか。
2018年に当社が購入した、東京都大田区にある一棟物件「フジテラス大森」のリノベーションです。1989年築のRC造6階建てで、1階が店舗、2~5階がオフィスフロア、6階が居住部分です。ダンゴセレクトには、6階の居住用2部屋のリノベーションを頼み、当社のオーダーにかなり応えていただきました。
―具体的にどういったリノベーションですか。
前所有者のときは社宅として利用していた物件で、部屋割りが歪(いびつ)でした。また、お風呂が昔のホテル仕様のユニットバスで、浴槽も狭かった。
そこで、1部屋は部屋の壁を取り、間取りを変える工事と、もう1部屋はユニットバスをシャワーブースと独立洗面台に変更するリノベーションを依頼しました。
―水回りも伴ったリノベーションだったのですね。
シャワーブースへのリノベーションは、当社としても稀なケースです。
ダンゴセレクトには、きちんと対応していただきました。
―施工して、結果はどうだったのでしょうか。
リノベーションのコンセプトは当社が決めています。
「フジテラス大森」では、1部屋はファミリータイプ、1部屋は男性一人暮らしやDINKsを想定しました。
すると、施工後2週間ほどで、ファミリータイプにファミリーが、もう1部屋には20代の新婚夫婦が入居しました。当社のテナント想定と、ダンゴセレクトのリノベーションが上手くマッチした結果ですね。
―今回、初めてダンゴセレクトを利用することに、不安はなかったのでしょうか。
なかったというと嘘になります。
ただ、当社としても毎回同じ施工会社に頼んでいると、広がりがありません。
多くの良質な施工会社と繋がりたいと思っていたなかで、ダンゴセレクトに出会えたことはとても良いことだと思います。
買取再販事業における、施工会社選びのポイントとは
長きに渡って不動産再生事業をてがける不二興産は、リノベーション・リフォーム施工会社選びに基準を設けている。しかし、2015年に東京支店を立ち上げたとき、これまで懇意にしていた施工会社の商圏から外れ、新たな会社の選定に苦慮したという。
施工会社選びは、不動産会社の利益はもちろん、購入者である投資家の利回りや資産性にも大きく影響を与えるのだ。そこで、不二興産が重要視する施工会社選びのポイントを紹介しよう。
■「期日を守る施工会社」
先ほど話を聞いた松尾課長も、まず重要視するのが「期日を守る施工会社」だ。
工務店や施工会社は人手不足が深刻で、職人のスケジュール調整が難しいケースが多いという。また、材料の仕入れタイミングなどで、納期がずれてしまうことがある。
不二興産は、1カ月以内に工事を終わらせることが大前提だという。一棟物件を購入する前に、施工会社と物件を見に行き、リノベーションの内容をオーダーする。見積を出してもらい、購入後すぐに施工するというスピード感が重要なのだ。
「こういった流れは、ある程度組織ができている施工会社でなければ難しいですね」と松尾課長は語る。ダンゴセレクトでは、スピード感のある工事にも対応可能だ。
■「融通が利く施工会社」
さらに、松尾課長は「融通が利く施工会社」も大切なポイントだと語る。
例えば、期日がどうしても遅れそうなとき、プラスαで工事やお土産がある柔軟な会社かどうかだ。長きに渡って、持ちつ持たれつなビジネス関係を築く重要な指標になるという。
■もちろんコストも重要
当然コストも重要なポイントだ。
不二興産は不動産再生のプロだ。消費者に提供しているような金額単価は難しい。
実は、先ほど紹介した「フジテラス大森」は、リノベーション費用をあまりかけられない物件だったという。
「リノベーション費用をあまりかけられないことから、とても苦心しました。ダンゴセレクトでは、費用を削っていただいて浮かせた費用から、シャワーブースを付けていただくなど、かなり融通を利いてもらいました」(松尾課長)。
建材や設備を格安で提供できるダンゴセレクトだからこそ、柔軟に対応できた事例だ。
リノベーション以外でもダンゴセレクトを検討中
ダンゴセレクトは、リノベーション以外にも様々なサービスを提供している。不二興産が今後そういったサービスを利用する可能性はあるのかを聞いた。
松尾課長は「無料インターネットサービスはかなり良いと思っています」と語る。
「これまで、そういった方法で建物のバリューアップは考えたことはありませんでした。なぜなら、テナントが独自にインターネットを導入していることが多いからです。1件1件訪問して提案していくこともかなりの手間がかかります。ダンゴセレクトでは、そういった作業も代わりに行ってくれますから」
松尾課長は、業界最安値での無料インターネットサービス導入は、収益物件の付加価値としても有効と考えている。
また、「テナントからの要望が多い宅配ボックスなども需要がある」と、自社でも収益物件を保有する企業ならではの視点でも、ダンゴセレクトは活用する可能性は高い。
ダンゴセレクトでは、様々な設備やサービスを格安で提供している
取材の最後に、今回ダンゴセレクトを利用した点数を、100点満点で聞いた。
厳しく見て90点です。かなり満足しています。マイナスした10点は、今後もっと良いサービスになって行けばという期待を込めました。
ダンゴセレクトは、空室対策や利回り改善やリノベーションなど様々なサービスを提供している。どういった課題解決ができるのか、一度無料相談してはどうだろうか。