賃貸管理業における、顧客情報や物件管理の手間を効率化する「賃貸管理ソフト」。膨大なデータや情報を取り扱う賃貸管理業者にとって今や必須のツールだ。

働き方改革や業務効率化といった風潮も後押しし、煩雑な業務から担当者を解放する「物件管理ツール」「賃貸管理ツール」といったサービスが雨後のタケノコのように乱立している。

一番選ばれている賃貸管理ソフトをご存知ですか?

不動産業界、業務効率化の課題

賃貸管理業は複数の情報・データが縦軸・横軸に入り組んでいる。

・物件情報や入金確認

・修繕履歴

・毎月のオーナー・大家に送るレポート etc.

必要な情報を抽出する作業は繁雑を極め、非効率な業務に加えて「情報の記載漏れ」といったケアレスミスの原因にも繋がっていた。



賃貸管理業界には、「不動産テック」といった言葉が生まれる前から、「賃貸管理ソフト」「物件管理ツール」と呼ばれるデータ管理や業務効率化サービスが提供されている。賃貸管理業界には、古くから労働集約型業務への課題・ニーズがあったのだ。

賃貸管理ソフトの草分け的存在として知られるのが、ダンゴネット(東京・国分寺市)が提供する「賃貸名人」だ。

「賃貸名人」は、前身のサービスがリリースされた2002年以降、80回以上の改良が繰り返されている。現在では、全国5,000社以上の管理会社が導入し、業界トップの賃貸管理ソフトと言っても過言ではない。

冒頭で紹介したとおり、現在では多くの「賃貸管理ソフト」「物件管理ツール」が新たに登場している。しかし、それでも「賃貸名人」がトップを走り続ける理由とは何なのだろうか。

「賃貸管理ソフトは当たり前の時代」に

ダンゴネットCS営業部・柴崎部長は



サービスを長く提供しているなかで、賃貸名人を導入する管理会社の求めているポイントが変わってきた



と語る。

最近では、アナログな業務を行っていた管理会社が新規に「賃貸名人」を導入する案件よりも、他社の賃貸管理サービスからの切り替えが増えているという。

賃貸管理業界では、賃貸管理ソフトの導入は当たり前になっている。その一方で、サービスを比較してより良いものに乗り換える動きが活発になっているのだ。



選ばれるポイント① 費用・コストの比較

賃貸管理ソフトの導入、切り替えの一番の理由は費用・コスト面だ。

「賃貸名人」は、導入にかかる初期費用は198,000円~と、他サービスよりも安い。

ある大手企業が3億円の費用をかけて開発しようとしていた賃貸管理システムも、賃貸名人なら50万円で対応できた、というケースもありました。3億円が50万円になるって、凄く大きいですよ

さらに、他サービスは、税制・法律の改正やPCのOS更新などに伴ったサービスのバージョンアップに、月額保守費用とは別に百万円単位の費用が発生することも少なくない。「賃貸名人」ならバージョンアップの費用も月額保守費用に含まれている。想定外の出費は発生しないのだ。

2020年1月には、マイクロソフト社がWindows7のサポート終了を発表しています。現在使っているサービスを、Windows10対応にバージョンアップすると数百万円かかるから、賃貸名人に切り替えるといった管理会社も多いですね

「賃貸名人」を他サービスと比較してください!

選ばれるポイント② クラウドサービスとの比較


多くの物件管理ツールは「クラウドサービス」が主流だ。

クラウドサービスは、ウェブ上にデータを格納し、どこからでもアクセスできるといった利便性がある。一方、「賃貸名人」はクラウドではなく「オンプレミス」と呼ばれる、PCにインストールする仕様だ。

クラウドサービスを導入した企業が、切り替えたいという話も増えています



一見便利なクラウドサービスだが注意も必要だ。

1つ目は、データや情報の所有者問題

利用しているサービスの利用規約や提供規定において、利用者(管理会社)が登録した情報やデータをサービス提供会社がどう扱うかは企業によって異なる。過去には、管理会社が登録したデータを別サービスに移行することを目的に抽出しようとした際、数百万円の手数料が発生したといった事案も発生している。

2つ目は、サービスの方向性

クラウドの賃貸管理サービスは、ポータルサイト連動や追客機能といった仲介支援の機能も備わっていることが多い。しかし、管理と仲介の畑は別物だ。突き詰めた管理業務の効率化においては、どうしてもかゆいところに手が届かない、物足りないサービスが多い。

「賃貸名人」は、賃貸管理業務に必要な50以上の機がすべて備わっている。

また、クラウドは解約してしまうと当然サービスを利用することはできない。一方、「賃貸名人」であれば、PCにインストールされているため、解約後もバージョンアップや保守は行われないが、一部の機能を使い続けることができるというメリットもある。



選ばれるポイント③ 「使いやすさ」が重要。引き継ぎも簡単

「賃貸名人」の使いやすさも、不動産業界に向けたサービスならではのこだわりがある。

不動産業界は人の入れ替わりが激しく、業務の引き継ぎが頻繁に行われます。辞めようとしている人から、難しいソフトの使い方を引き継がせることはなかなか難しいですよ


「賃貸名人」は、利用者専用のコールセンターも常駐。使い方や操作方法に関する問い合わせに、素早い対応や遠隔操作によって根気強くサポートする。

「賃貸名人」を10年以上利用している管理会社から「ダンゴネットのコールセンターにかけるのは楽しくてしょうがない」といった声があがるなど、手厚いサポートのファンも多い。


価格・機能・使いやすさの3拍子そろった賃貸管理ソフト「賃貸名人」

「賃貸名人」にも弱点はある


低コスト・機能・万全サポートの3点がそろった「賃貸名人」。

全国5,000社に選ばれる理由はここにある。

しかし、「賃貸名人」の弱点も見えてきた。

例えば、他サービスのような高機能・多機能といったトレンドを追っていないことだ。

先述のとおり「賃貸名人」には、ポータル連動や追客機能など、賃貸管理業務から派生した仲介業務支援などへの機能拡充を行っていない。

柴崎氏は「あえて機能拡充をしていない」と言う。

ポータル連動やオーナーアプリ、電子署名といった機能を、賃貸名人にはあえて持たせていません。それは我々がプロではない領域だからです。片手間で未完成な機能を自社開発で追加するのではなく、それぞれの機能・サービスに特化したプロのサービスと賃貸名人が連動することで、高品質なサービスを使っていただきたいと思っています


賃貸名人は、各不動産協会にも推奨されている賃貸管理ソフトだ。しつこい営業活動を行わずとも、不動産会社からの紹介や、問い合わせも月に100件近く届くという。


利用いただいている管理会社さんが紹介先にサービスを提案してくれて、私は横から見ているだけ、といったこともあります(笑)正直言って賃貸名人は、とても売りやすい商品ですね

サービスやコストに自信があるからこその言葉だ。

業界で一番使われている賃貸管理ソフト「賃貸名人」。新しく導入することはもちろん、今使っているサービスと比較したいといった場合でも、一度問い合わせてみることをおすすめする。

 
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