副業や新たな収入源として注目を集めている物販ビジネス市場。

しかし、マーケットの盛り上がりとは対照的に、実際に成功したと呼べるセラー(売り手・販売人)は、まだまだ少ない。

物販ビジネスも1つの事業だ。

ただ単に仕入れと販売を繰り返すだけでは、成功ばかりか大きなリスクが伴うこともある。

少しでも成功の可能性を高めるためには、

・商品リサーチ

・売り上げ予測

・商品在庫管理

といった、トレンド分析やコスト管理を綿密に行わなければならない。

しかし、データ分析や事業管理が上手くできないセラーも多いのではないだろうか。

分析の方法・ノウハウがない初心者セラーだけではなく、ベテランのセラーであっても、

・発送の手続き、梱包の手配 

・商品の登録作業

といった、煩雑で手間を要する作業に時間を割かれてしまい、分析が不十分なケースも多い。

最近では、こういった雑務を業者に依頼するケースや、アルバイトを雇うセラーもいるという。

2019年7月、オークファン(東京・品川区)は「ARPAcart(アルパカート)」をリリースした。

ARPAcart」は、Amazon物販に特化した出品サポートツールだ。

機能は40を超え、物販セラーのあらゆる課題解決を可能にする。

今回は、7月に開催された「ARPAcart」セミナーからサービスの詳細を伝えるとともに、開発者である合同会社チルダワーク(横浜市港北区)大宮純一代表社員へのインタビューも紹介しよう。

注目の「ARPAcart」!セミナーには多くの参加者

オークファン本社オフィスで開かれたセミナーには、現役セラーとしても活躍をする小島慎也氏が登壇した。オークファンの新サービス「ARPAcart」を紹介するセミナーということで、会場には多くのセラー経験者が参加していた。

講師の小島慎也氏

小島氏は物販ビジネスを開始して僅か5年で、月間120万円の販売収益を達成した敏腕セラーだ。

現在、「ARPAcart」を活用してビジネスに取り組んでいる。

今回のセミナーでは、実際に小島氏のPC画面を見せ、「ARPAcart」をどのように活用しているのかを紹介していった。

Amazon物販ビジネスでぶつかる悩みとは?

多くのAmazonセラーが抱える悩みがFBA(Fulfillment by Amazon)の出品だ。

FBAとはAmazonが物販ビジネスを行うセラーに対して商品保管、発送、返品対応までを代行するサービスだ。

Amazon物販を行う上では欠かすことができないFBAだが、大きな弱点があるという。

「Amazon Seller Central」を用いて出荷の煩雑さを説明する様子

例えば、商品が購入され出荷する際だ。

通常、出荷の手続きは「Amazon Seller Central」という注文管理画面で行われる。

この手続きは、慣れている人でも約10分、初心者のセラーが挑戦すると1品を出品するにあたり30分以上かかってしまうことがあるという。

ARPAcart」は「Amazon Seller Central」と連携しており、商品をスキャンするだけで値段を設定し、最終チェックをするだけで発注手続きが完了する。数秒から数分で終わってしまう。面倒な設定を全てツールが代行するため時間を劇的に短縮させることが可能だ。

価格設定も自動で改訂が可能

また、取り扱う商品は、時期やタイミング、トレンドによって需要が上下し、売却価格が変動する。

通常であれば、セラー自らが価格を分析し、手入力で価格を改定する必要がある。

しかし、「ARPAcart」なら価格設定も簡単に行うことが可能だという。

24時間365日、自動で価格を分析し、価格を改訂し続ける。LINEと連動しているので、セラーが設定した額を下回った場合は即時にメッセージで知らせてくれる機能もある。

「ARPAcart」を使用すれば売上確認も簡単に可能

また、月の売上をすぐに確認できる機能も嬉しい。

実際に、いくらを売り上げたのか、セラーは進捗を確認しながらビジネス戦略を練ることもできる。

40以上の機能がセラーを支援

セミナーでは、「ARPAcart」に備わっている、FBAの出品作業の簡易化や自動の価格改訂といった機能について紹介された。

ARPAcart」には、40以上の機能があり、セラーの業務効率化や売上向上を支援している。

小島氏も、「ARPAcart」にある「サンクスメール機能」が優秀だと語った。

サンクスメールを配信設定し、商品を購入したユーザーに自動でメールを送ることで、セラーの評価を底上げすることに繋がるという。

今回のセミナーでは、セラー経験者が多かったこともあり、検品やリサーチといった玄人目線の質問が、多く聞かれたが、もちろん物販初心者でも、いやむしろ初心者こそ十分に使えるツールといえるだろう。

Amazonをマーケットプレイスにした物販ビジネスに参入しようと検討しているのであれば、「ARPAcart」を活用することは必須と言っても過言ではない。

開発者大宮純一氏インタビュー

セミナー終了後、「ARPAcart」の開発者である大宮純一氏にインタビューを行なった。

合同会社チルダワーク 代表社員 大宮純一氏

—「ARPAcart」を開発した経緯について教えてください。

もともとは、個人で物販を行う際に役立てるツールとして設計していました。

しかし、オークファンとの提携や実用化が決まり、多くの人に使ってもらえるサービスとして仕様変更を繰り返し、リリースしました。

―「ARPAcart」リリースにあたりこだわっている部分はありますか。

使いやすさにはこだわっています。

簡単な操作だけで完了するように、心がけて制作しました。

ユーザーの方は気づかないと思いますが、サービスの裏側では、常にさまざまなアップデートを行なっています。つまり、日々使いやすさが改善されています。

―リリースまでの開発期間はどれくらいだったのでしょうか。

開発には1年ほど要しました。

問題点をあげ、ユーザーからのフィードバックをもとに改良を加えていきました。

自信を持って出せるサービスです。

―利用ユーザーから喜ばれる機能はありますか。

ユーザーに驚かれるのは商品登録の機能ですね。

FBAの商品登録には、とんでもない工程数がかかります。初心者が短時間で作業するのは難しいでしょう。しかし、「ARPAcart」を活用することで劇的に時間を短縮できる。その点を驚かれることが多いですね。

―「ARPAcart」の特徴とはどういったものでしょうか。

初心者だけではなく、これまで物販に取り組んできたベテランのセラーに対しても、仕事量を改善し売上の向上が期待できることですね。

もちろん「ARPAcart」だけで、物販ビジネスの売り上げが飛躍的に伸びるわけではありませんが。


「ARPAcart」は、Amazonをメインとしているセラーにとっては心強いツールだ。

ここでは紹介しきれなかった機能もまだまだある。

サービス詳細は、下記ページを確認して欲しい。

「ARPAcart」の詳しい情報はこちら

 
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