リスト 不動産売却の査定書作成を自動化 RPA化
不動産売却における査定結果報告書作成業務を自動化
リスト(神奈川・横浜)子会社のリストインターナショナルリアルティ (同・以下LIR)は、都内の広尾支店で査定書作成業務のRPA 化を始めた。
LIR 広尾支店では、サザビーズ インターナショナル リアルティのネットワークを活用した、高給不動産の売却事業を強みとしている。不動産売却の査定依頼も増加しており、一ヶ月あたり平均50 件の査定依頼がある。これまで査定書の作成のために4~5 のWeb サイトにアクセスして資料を取得する必要があり、1 件あたり約15 分、全て終えるのには12~13 時間ほどを要していたという。
査定書作成のために①WEB サイトにログイン②必要情報を取得③資料のダウンロード④資料の結合の作業設定を行い、査定書の作成業務をRPA が代行する。RPAを活用することで、顧客の対応を充実化させる狙いがある。
導入するのはアシリレラ(東京・渋谷)の開発する「ロボオペレータ」で、今後は全支店での導入を目指す。
LIRでは売買契約前にWEB 上で行うインフラ整備状況や用途地域等に関する調査や、保険更新の申込書作成などの業務を順次RPA 化する予定だ。
「デジタル領域で対応可能な業務と人でなければ対応が難しいソフト面の業務との棲み分けを明確にし、より良いサービスをお客様に提供してまいります」(プレスリリースより)としている。