2月17日から今週金曜日(2月23日)までに発表された不動産業界のニュースを紹介します。(リビンマガジン Biz編集部)
■ AI(人工知能)で不動産営業のロールプレイ! スマートブレイン
2月22日、不動産会社向けの営業支援ツールを販売企画しているスマートブレイン(福岡市中央区)は、2018年夏リリースを目標に、AI(人工知能)を活用したロールプレイシステムの開発に着手したと発表した。
営業の研修などで実施されているロールプレイの役をAIが行うというものだ。すでに開発されている、AIによる追客支援ツール「エステートロボ」に、機能が追加されるかたちになる。
不動産営業は「問い合わせ対応」「来店接客」「物件案内」など、場面が多岐にわたっている。また、応酬話法などのテクニックが必要とされる。
AIを活用すれば様々な状況や設定での営業ロールプレイを行うことができる。また、営業自身がお客役になることも可能だ。AI(人工知能)による営業の「切り返しトーク(応酬話法)」を学ぶことができる。
■LIFULL HOME’S、Androidアプリに AIによる賃貸物件の提案機能を追加
2月22日、不動産情報サイトLIFULLHOME’Sを運営するLIFULL(東京都千代田区)は、同メディアのAndroidアプリに、AIによる賃貸物件の提案機能を追加したことを発表した。
閲覧した物件の情報をもとに、ユーザーそれぞれにあった物件が提案される。特別な操作なしでアプリが学習し、スムーズに希望の物件と出会える仕組みだ。
(画像=プレスリリースより)
現在は、Androidアプリの賃貸物件のみだが、今後は他の物件種別やiOSアプリにも展開していく予定だ。
■「恵比寿 旧国家公務員宿舎跡地 再開発プロジェクト」着工 野村不動産
野村不動産(東京都新宿区)は、渋谷区恵比寿南三丁目の国家公務員宿舎原町住宅跡地において、複合施設の新築工事を着工したことを発表した。
(画像=プレスリリースより)
JR「恵比寿」駅徒歩5分、東京メトロ「恵比寿」駅徒歩3分という好立地に、分譲住宅やホテル、介護施設、保育施設などが併設する新たな都市型複合施設が完成する予定だ。
敷地面積1,220.61坪、延べ床面積は4,893.77坪にもわたる大規模な計画になっている。
(画像=プレスリリースより)
分譲住宅には、自社ブランドマンションである「プラウド」が建ち、地上11階、総戸数は88戸、コンシェルジュサービスがあり、高い付加価値が付く予定だ。
■住まいサーフィン マンション選びにおける男女の「こだわりの違い」調査の結果発表
スタイルアクト(東京都中央区)が運営するマンションメディア「住まいサーフィン」が、「マンション選びにおいての男女の思考の違い」調査の結果を公表した。同メディアに登録している男女575人に対象に調査したものだ。
調査結果では、男性は資産価値、女性は物件の周辺環境や設備を重視していることが分かった。
(画像=プレスリリースより)
また、「マンション購入後に聞いた『失敗した』と感じる内容」では、男女共通で「音に関する問題」が多く寄せられている。入居してから隣人や上下階住人の音問題に気付くことが多いという。
また、男女それぞれの失敗談を比較すると、男性は「駐車場が使いにくかった」「風通しが悪かった」などの設備や環境面、女性は「売却を考慮して購入しておけば良かった」など資産性があげられている。
■業界初、一棟投資用投資プランシミュレーションサービス『VALUE AI』提供開始 大和ハウス
大和ハウスグループのコスモスイニシアは、AIによる不動産価値予測と投資プランシミュレーションが行えるサービス「VALUE AI(バリューアイ)」を顧客向けに提供開始した。
一棟投資用不動産を保有している不動産オーナーや、購入を検討している人が無料で利用することができる。
(画像=プレスリリースより)
「VALUE AI」は、同社が運営する不動産AI査定サービス「Gate.」が保有する物件データと独自のアルゴリズムにより、現在の不動産価値や、購入から売却までの保有期間の利回りなどを算出する。
AIによる不動産価値の推移を視覚的に提示するだけではなく、不動産オーナー自身が条件を変更することで、状況に合わせた投資プランシミュレーションを行うことも可能だ。