住宅設備大手のLIXILは9月26日、温水洗浄便座「New PASSO」を10月2日から全国で発売すると発表した。

(左)シャワートイレシートタイプ「New PASSO」 

(右)施工例(アメージュZ便器《フチレス》との組み合わせ)    ※プレスリリースより

 これは、既存の便器に取り付け可能なシャワートイレシートタイプ「パッソ」をフルモデルチェンジしたもので、新たに強力脱臭機能と除菌機能を搭載した。

 新商品は、トイレ使用後の不快なニオイを防ぐ機能を多数搭載している。

 新商品の主な特長は次の3点になる。

1.いやなニオイを残さない「エアシールド脱臭」を搭載
2.ニオイの原因菌を抑制する除菌機能や好評な手入れ機能で快適なトイレ空間を実現
3.日本レストルーム工業会が策定したトイレの標準ピクトグラムをLIXILとして初採用

 1では、タンクレストイレ「SATIS」に搭載した脱臭機能「エアシールド脱臭」を採用した。
 この「エアシールド脱臭」は、エアカーテンの技術を応用し、ニオイを吸い込む口と風を送り込む口を作り、鉢外にニオイが漏れることをガードするとともに、鉢内にこもるニオイを強制的に吸い込むことで強力に脱臭する。

※プレスリリースより

 2では、シャワーが出るノズル部分をしっかり洗浄、除菌する「ノズル除菌」を搭載した。
 「ノズル除菌」は、トイレを使用した後に銀イオン水でノズルを洗浄・除菌し、単に洗い流すだけでなく銀イオンパワーで菌の繁殖を防ぎ、ノズルを清潔に保ち続ける。

※プレスリリースより

 さらに、シャープのプラズマクラスターイオン(商標)を便器の鉢内に放出する。便フタを閉めた状態で便器鉢内に放出したイオンが便器鉢内に行き渡り、水の掛からない便座裏や便器内の浮遊カビ菌や付着菌を除菌し、トイレのニオイの元になるニオイ原因菌を除菌することでニオイの発生を抑える。

※プレスリリースより

 また「お掃除リフトアップ」機能も付いている。
 これは、同社オリジナルのお手入れ機能で、真上に便座が上がり、便器と便座の間にたまった汚れを奥まで拭き取ることができるというもの。

※プレスリリースより

 3では、操作リモコン部には、同社初となる日本レストルーム工業会が2017年1月に策定した「標準ピクトグラム」を採用した。日本のトイレメーカーがピクトグラムを統一することで、訪日外国人を含め「だれでも安心して使えるトイレ環境」の実現を目指すという。

 この標準ピクトグラムは、「便ふた開閉」「便座開閉」「便器洗浄(大)」「便器洗浄(小)」「おしり洗浄」「ビデ洗浄」「乾燥」「止」の基本操作に関する計8種類となる。

※プレスリリースより

 今回デザインにもこだわっている。
 住宅用トイレ「アメージュZ便器(フチレス)」と組み合わせればぴったりフィットする形状となっており、便座だけのリフォームだけでなく、トイレまるごとをリフォームしようと考えているユーザーには最適な商品と言える。

 同社では、LIXILのシャワートイレは今年で製造開始50年を迎えました。今後も、トイレ空間を快適にする商品を通し、毎日の暮らしを心地よく過ごすための住空間づくりをお手伝いしていきます、としている。

 
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