サンケイビルグループで、ホテル・レストラン事業などを手掛けるグランビスタ ホテル&リゾートは9月20日、新ホテルブランド「INTERGATE HOTELS(インターゲートホテルズ)」を開発、同ブランド第1号として「ホテルインターゲート京都 四条新町」と「ホテルインターゲート東京 京橋」をそれぞれ来春開業すると発表した。
 前者が2018年3月、後者が2018年4月の開業をそれぞれ予定している。
 同ブランドは、同社のブランドステートメント「地域の価値で、未来を変えていく。」を具現化したもので、地域と共に歩んできたグランビスタのスピリットを継承するホテルブランドとして誕生させた。
 ブランド名称の「INTERGATE HOTELS」には人と地域、そして人と人が出会う門という意味が込められている。
 ブランドロゴは、「旅人」「ホテル」「地域」の3つの扉をデザインしたもので、INTERGATE のAの文字は「人」を表現している。
 各ホテルのロゴには、地名のほか、その街を代表するものの意匠を加え、地域への思いを込めた、としている。
※プレスリリースより
 新ブランド設立の背景には、近年の訪日外国人旅行者の増加などに伴う宿泊需要の顕著な伸びがある。
 
 国内の各地域では新規ホテルの開業が相次ぎ、このような市場背景から「他ホテルとの差別化」「付加価値の提供」がお客に選択されるための大きなファクターだと同社は考え、開発を進めてきたという。
 顧客ターゲットは、旅慣れた「こだわり」のあるお客とする。
 
 ブランドコンセプトは、「All For Tomorrow」~「最高の朝」をお届けするホテル~とし、お客と地域をつなぐさまざまなサービスを取り入れていくという。
 来年3月開業予定の「ホテルインターゲート京都 四条新町」は、京都市中京区新町にあり、最寄り駅は阪急京都線「烏丸」駅・地鉄烏丸線「四条」駅より徒歩5分という好立地に位置する。
外観パース   ※プレスリリースより
 
 京都で人気の観光地で、世界文化遺産にも指定されている「二条城」「清水寺」「金閣寺」「銀閣寺」までホテルから約30分の距離で、京都の観光を存分に楽しめる。
 同ホテルの開発コンセプトは「京都に暮らすように泊まるホテル」。
 格子が印象的な京町屋を思わせる外観と、東洋と西洋の感性がミックスされた和モダンな内装で、歴史ある町並みとの一体感がありながらも、自宅で寛いでいるような居心地の良さを感じられる空間を目指した。祇園祭をテーマにした大きな絵画や、料亭・伊勢長の建具を再利用したアートを製作し、土地の記憶とともに、過去・現在・未来を紡ぐ大切な役割を担うホテルでありたいとの願いを込めたという。
 フロア構成は5フロアで、1階にはレストラン、大浴場のほか、ギャザリングスペースを設ける。オリジナルサービスとして、京都吟味百撰コーヒーの提供や、立礼でのお抹茶体験などを用意する。
※プレスリリースより
 客室総数は153室。ムードのある照明で落ち着いた雰囲気の客室は、ゆったり寛げるよう、20㎡以上とした。客室の中でも京都の風情や和を感じられるよう、アートやフットスローには西陣織を採用した。
※プレスリリースより
 一方、来年4月開業予定の「ホテルインターゲート東京 京橋」は東京都中央区京橋に位置し、東京メトロ銀座線京橋駅、都営浅草線宝町駅各徒歩1分という好立地に建つ。予定地はビジネス・レジャー滞在に最適な銀座・京橋エリアに位置し、交通の利便性が高い。
※プレスリリースより
 ブランドコンセプトは「地域とホテルの個性を感じる」。
 
 インターゲートホテル東京 京橋は、世界的にも認知度が高い東京の伝統工芸品「江戸切子」をデザインとしてモチーフにしている。伝統的なものを取り入れつつも、金物などの素材やビビットな色で展開することで、現代的に感じてもらえるようにアレンジした。
※プレスリリースより
 16フロアで構成(2階~17階)されており、2階にはフロント、レストラン、そしてギャザリングスペースを設けている。
※プレスリリースより
 客室総数は200室。デザインのポイントは、壁に切子のグラフィック柄を取り入れており、全体を通してモチーフのつながりを表現している。
※プレスリリースより
 同ブランドホテルの今後の開業予定として、2019年春開業予定の「ホテルインターゲート 広島」、2019年春開業予定も「ホテルインターゲート 金沢」が続く。
※プレスリリースより
 
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