総合住宅メーカーの大和ハウス工業は9月15日、ポスト製造大手のナスタと共に新型宅配ボックス「D’s box(ディーズボックス)」を共同開発し、10月1日から同社の既存戸建住宅オーナー向けに発売すると発表した。
販売エリアは全国で、年間の販売目標は2000台を想定している。
「D‘s box」設置イメージ ※プレスリリースより
そもそもナスタとの共同開発は今回で2度目になる。
最初は今年2月、同社とナスタ、そして日本郵便を加えた3社が「全ての配達物をご自宅で受け取れる」ということをテーマに、昨今声高に叫ばれている物流課題の再配達軽減に向けた取り組みを開始した。
その取り組み第1弾として、3社で新型宅配ボックス「Qual-Dbox(クォール・ディーボックス)」を共同開発した。
同社の新築戸建住宅に導入し、宅配ボックスの普及促進を図ったが、結果として、9月14日時点で年間導入目標だった600台を達成(約7カ月)するなど、利用者からは高評価を得たという。
今回はその第2弾となり、同社とナスタが共同で既存戸建住宅向け新型宅配ボックス「D’s box」を開発した。
「D‘s box」メタリックシルバー ※プレスリリースより
前回の「Qual-Dbox」で好評だった大型のメール便や不在票を安全に受け取れる「メール便対応ポスト」と、荷物の受け取り・荷物の発送・日本郵便の書留郵便の受け取りが可能な「宅配ボックス」を1台に組み合わせた据置型とすることで、導入が容易になった。
また、電源を使わない製品のため電気工事が不要で、既存戸建住宅にも簡単に設置できることがセールスポイントになる。
「D‘s box」ダークブラウン ※プレスリリースより
新商品のサイズは幅45㎝×高さ100㎝×奥行き40㎝で、大型メール便対応ポストの受け取り可能な最大サイズは幅34㎝×高さ3.5㎝×奥行き26㎝、宅配ボックスの箱内寸法は幅38.8㎝×高さ55.9㎝×奥行き33.6㎝。カラーは、ダークブラウン、メタリックシルバー、ブラックの3色。
※プレスリリースより
両社では、今後も物流インフラの構築に向け、再配達問題に取り組み、お客さまの利便性向上と新しいライフスタイルを創造していきます、としている。