国内外のローカルエリアで展開する総合不動産のリストグループ傘下で、東京・神奈川エリアを中心にハワイ、東南アジアといった国内外の不動産仲介・売買などを手掛けるリストインターナショナルリアルティ(LIR)は9月13日、香港に営業拠点を開設したと発表した。
※プレスリリースより
同社の高級不動産仲介ブランド「リスト サザビーズ インターナショナル リアルティ(LSIR)」の海外展開の一環という位置付けになる。
同社ではすでにハワイ、フィリピン、シンガポールの海外拠点を開設しているが、国内の取引に加え、海外拠点を通じたクロスボーダー事業(インバウンドおよびアウトバウンド取引)を展開している。
今回営業拠点となる香港では、香港だけに限らず中国からのアウトバウンド取引に関しても注力していく予定という。さらに、九龍(カオルーン)半島に2店舗目の出店を現在計画しているという。
今回香港をチョイスしたのは、国際的に重要な金融ハブ拠点であることと同時に、世界的にみても魅力的な住宅市場として世界中の富裕層が注目しているためだ。同社によれば、今なお香港の不動産価格は年々高騰し続けているという。
そうした好調な市場環境に加え、現在でも創業する世界最古のオークションハウス「サザビーズ」のニューヨークとロンドンに並ぶ重要拠点が香港に存在しているという点も大きい。
こうしたブランド力を活かした地の利や市場環境の良さというアドバンテージを活かし、LSIRは香港をはじめその周辺地域における高級不動産の仲介をリードするために、今回、香港に営業拠点を開設したという。
同社では、初年度の売上目標について3300万香港ドル(日本円で約4億6000万円)を予定しているという。スタート時の人員規模は約20人を想定している。
オフィスの所在地は、1/F 33 Des Voeux Road Central Hong Kongとなる。
なお、同社ではグループ全体で2019年までに売上500億円を目指す、としている。
■リストインターナショナルリアルティ
ホームページ:http://www.listsothebysrealty.co.jp/