みずほ銀行は8月28日、電子契約サービス「FINCHUB(フィンチューブ)@absonne(アブソンヌ)」を導入し、住宅ローン契約電子化システムの運用を発表同日より開始したと発表した。
※プレスリリースより
これはシステム開発を手掛ける新日鉄住金ソリューションズが日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)の協力のもとに提供する住宅ローン・法人融資業務特化型の電子契約サービス。
同行では、お客に使いやすいサービスの提供を目指し、今年4月に住宅ローン正式申し込みのインターネット化、7月に一部の融資業務における電子契約を開始するなど、電子化によるサービス品質の向上を進めてきた。今回、同システムの運用開始により、住宅ローン分野でも、場所と時間を問わずに契約手続きができるようになったことでお客の利便性向上を図る。
従来、お客が住宅ローンの借り入れを利用する際には住宅ローン審査手続終了後、紙の契約書へ必要事項を記入し、署名・押印のうえ、同行へ送付する必要があった。
同システムの利用で、お客は同行へ来店することなくインターネット上の操作のみで契約手続きを済ませることができる。また、課税対象となる契約書面の電子化により、印紙税の支払いが不要となる。
実際、同システムを利用するためには、お客は、同行のネット住宅ローン申し込みシステム「申込ボード」を通じて審査結果を確認後、そのままインターネット上で契約手続きを実施できる。
自宅のパソコンや手元のスマートフォン・タブレットから契約書内容を確認の上、審査手続終了後に取得したパスワードを入力すると、紙の契約書における署名または押印と同等の法的効力を持つ電子署名とタイムスタンプが契約書に付与される。
住宅ローンの電子契約では、電子署名用のパスワードを入力するだけで契約を締結することができるため、だれでも簡単に利用できる仕組みとなっている。
電子署名画面 イメージ ※プレスリリースより
同システムでは、JIPDECによって発行されるため、なりすましや情報改ざんを防止する電子証明書「JCAN(ジェイキャン)証明書」を活用する。
お客はインターネットにつながるパソコン、タブレット、スマートフォンのいずれかを持っていれば、安心して同サービスを利用できる。
同行では、本システムを通じて、「サービス提供力の向上によりお客さまに選ばれ続ける総合金融グループ」の実現に向けて取り組むとともに、引き続きお客さまの多様なニーズにお応えするための魅力のある商品・サービスの提供に努めていきます、としている。