名古屋市内で最大のマンションプロジェクトとなる「メガシティテラス」の開発を現在手掛ける住友不動産、近鉄不動産、住友商事、東急不動産の4社は8月24日、マンション共用部内に「入居者専用銀行ATM」を設置する契約を大垣共立銀行との間で締結したと発表した。コンビニエンスストアを除くと、全国で初めての試みとなる。
※プレスリリースより
「メガシティテラス」はコンシェルジュサービス、フィットネスルーム、ゲストルームなどの共用サービスを提供する予定だが、居住者の利便性を高めるサービスの追加導入を検討するなかで、手のひら認証ATM「ピピット」をはじめ利便性が高く先進的なATMサービスにより顧客満足度を高めている大垣共立銀行との間でATM設置の合意に至った。
手のひら認証ATM「ピピット」は手のひら静脈情報といった「生体情報」を登録することで、カードや通帳がなくても手のひらだけで取り引きできる全国初のATM。災害時にカードや通帳などの心配をすることなく、それこそ身体ひとつで避難できるほか、財布を忘れたときなど、平時の利便性も向上する。
そもそも「メガシティテラス」は、1991年以降に名古屋市内で発売された新築分譲マンションで(新東通信調べ)、開発敷地面積・分譲戸数(総戸数553戸)ともに名古屋市内過去最大規模のマンションプロジェクトとなる。2018年3月の入居開始に向けて現在開発が進められている。
位置図 ※プレスリリースより
「メガシティテラス」の主な特長として次の7つが挙げられる。
①大手デベロッパー4社が集結、名古屋市内過去最大のマンションプロジェクト
②名駅エリアと時を同じくして発展を遂げる「大曽根・茶屋ヶ坂エリア」に誕生
③全敷地の約60%にあたる約1万4000㎡(ナゴヤドームグランド1個分)の空地面積を確保
④黒を基調とした洗練された格調高いファサードデザイン
⑤大規模物件のメリットを活かしたホテルライクな共用サービス
⑥快適な居住空間とコミュニティ形成を後押しする共用施設
⑦大きな地震など、万が一に備える防災対策
大規模物件のメリットを活かし共用施設が充実している。
24時間有人管理に加え、コンシェルジェによる取り次ぎや手配などのホテルライクなサービスを受けることができる。
※プレスリリースより
天井高最大2500mmを確保し、同じ面積でも空間の広がりが感じられるよう配慮された設計で、躯体の柱を室外に出したアウトフレーム設計を採用することで、スペースを有効活用できる。
※プレスリリースより
今回、その共用部にATMを設置する。