全国で学生マンションの企画開発・仲介斡旋・運営管理などを手掛けるジェイ・エス・ビーの100%子会社で、入居者管理・建物管理などを行うジェイ・エス・ビー・ネットワークは8月21日、外国人留学生を対象にした新賃貸ブランド「UniLifeGlobal(ユニライフグローバル)」を立ち上げたと発表した。

UniLifeGlobalロゴマーク    ※プレスリリースより

 
 発表同日、東京都新宿区高田馬場で新ブランド1号店「UniLifeGlobal 高田馬場店」をオープンした。

 新ブランドでは、外国人留学生専門の賃貸住居の紹介業務を行う。
 これは、学生向け賃貸ブランド店舗「UniLife」と、高齢者住宅紹介ブランド店舗「Grand UniLife(グランユニライフ)」に続く、同社にとって第3のブランドになる。

 ブランド設立の理由として、外国人留学生への住居の供給が追いついていない、という実情がある。

 その背景には、外務省では2020年を目途に留学生の受け入れ30万人を目指す「留学生30万人計画」を推進しているが、こうした政府の施策により、外国人留学生の数は年々増加しているという。

 
 日本学生支援機構(JASSO)の2016年調べによると23万9287人の外国人留学生が日本国内で学んでいるが、留学生数の伸びに住居の供給がまだまだ追い付いていないのが現状という。

 留学生が快適に安心して暮らせる住まいの供給が急がれているが、供給が遅れている主な理由として挙げられているのが、「日本国内で保証人が確保できない」「家主と留学生間の互いの理解不足」といった理由だ。

 そこで、こうした状況を少しでも改善できる一助になりたいとの思いから、新ブランドを立ち上げたという。

 新ブランドの特徴として、英語、中国語、韓国語、日本語の4言語に対応したスタッフが常駐していることだ。契約内容の説明や入居中の困りごとなどのコミュニケーションによるストレスを軽減させる。

 次に、シェアタイプ、家具家電付き、Wi-fi対応など、ニーズに適した留学生向け物件を紹介する。
 また保証人が不要で、初期費用定額、シンプルな家賃設定、短期入居にも対応する。
 ほかにも、アルバイト紹介、携帯電話取次ぎサービスなど、生活面もサポートする。

 今後の展開について、同社では、展開エリアにおきましては、1室から空室を借上げるなど、外国人留学生に適した物件確保を強化していきます。順次、全国で同ブランドでの出店を進める予定です、としている。

 
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