メルディアグループで住宅メーカーの三栄建築設計は同社のロサンゼルス営業所が初めて手がけた開発案件「Meldia Skye(メルディアスカイ)」(着工は2016年2月)を6月26日に完成させ、販売をスタートさせた。
同社は8月18日、同開発案件のオフィス棟およびタウンハウス8戸すべて販売契約が終了したと発表した。プロジェクト全体としての予定売上高は約6億円としている。
※プレスリリースより
同開発案件は、オフィス棟が1棟とタウンハウス8戸の合計3棟の建物で構成されている。
概要は、敷地面積が約1271.66㎡、延床総面積は約1054.51㎡(オフィス約265.23㎡、戸建て約786.28㎡)となっている。
オフィス棟の販売価格は日本円で約1億1000万円(100万5000米ドル)で、月々の管理・メンテナンス費用は別途必要となる。タウンハウスは、平均販売価格が日本円で約6895万円(約62万6909米ドル)の3階建てから成る分譲住宅だ。
アメリカは日本と比べて新築物件に関する法規制が厳しいため、中古市場が旺盛という。
例えば、現地の新築物件だと、今回の同社物件と同等の敷地面積の一戸建てと想定すると、販売価格は平均して約9064万円(82万4382米ドル)と高額になっているという。
今回、同社では設計力・デザイン力を駆使して厳しい法律をクリアしただけでなく、コストを抑えつつクオリティの高いオフィス向け建物と戸建住宅を完成させることができたという。
同社では2014年10月にロサンゼルス営業所を開設した。
これは、アメリカは先進国の中でも例外的に出生率が高く、人口が増加しているが進出を後押しした。
それは数字からも明らかで、2015年の総務省『世界の統計』によれば2020年予想で総人口の中央年齢が日本の48.9歳に対してアメリカ合衆国は38.2歳。そのため、今後、分譲住宅並びに賃貸住宅に対する需要が安定的に推移すると同社では考え、現地での不動産事業に本格参入するためにロサンゼルス営業所を開設した。
同社では、開発プロジェクトとして新規のオフィスビルや新築戸建の建設・販売を行う一方で、中古物件のリフォーム・販売も行っております。また、保有用として、ショッピングモールやアパートを仕入れ、管理なども実施しております。今期の売り上げは約18億円となる予定です、としている。