野村不動産グループで不動産仲介大手の野村不動産アーバンネットは8月3日、同社が運営する不動産情報サイト「ノムコム」のコンテンツで、AI(人工知能)によるチャット型Q&Aサービス「住まいのAI ANSWER(エーアイ アンサー)」内に新機能を導入したと発表した。
※プレスリリースより
今回、新たに「あなたの話し言葉(フリーワード)で物件検索できる機能」が加わった。
これは、AIの自然言語処理を使った物件検索機能で、AIは入力されたテキストの形態素解析を行い、解析結果から抽出された条件によって、「ノムコム」掲載物件から検索を行うというもの。
これまでの条件検索では条件を絞り込むため、何画面も遷移する必要性があった。
加えて、多くの選択肢から条件を選択する手間がかかり、ひとつの単語でしか検索できないといった課題点があった。例えば「神楽坂」など。
今回、フリーワードで簡単検索が行えるようになり、ひとつの入力文で条件の絞り込みが可能になった。例えば、「新宿区の駅近マンションが7000万円で欲しい」や「新宿区 駅近 マンション 7000万円」などといった検索も行えるようになった。
次に、様々な入力文にも対応している。
文章入力、複数の単語、こだわり条件での検索が可能になった。
※プレスリリースより
そもそも「住まいのAI ANSWER」は、住まいを購入または売却するお客の疑問に対して、AIが24時間いつでもどこでも答えるチャット型Q&Aサービスとして2016年12月からスタートした。これは不動産売買仲介業界としては初めてAIを使った試みだった。
同社の2ブランド、ネットの「ノムコム」と、リアル店舗の「野村の仲介+(PLUS)」をICT(情報通信技術)でつなぐというコンセプトのもと、心理的にハードルが高いとされる不動産会社へのアクセスを、個人情報を明かさずに利用できるものとして開始された。
同社では、今後も積極的にICT技術を活用し、不動産情報サイト「ノムコム」および「住まいのAI ANSWER」の機能を充実してまいります、としている。