良品計画子会社で、「無印良品の家」のネットワーク事業などを展開するMUJI HOUSEは8月2日、「無印良品の家」ネットワーク・パートナーで注文住宅・集合住宅・店舗などの建築・設計・施工およびリフォームなどを手掛けるサンロクが運営する「無印良品の家 青森店」に「窓の家」モデルハウスを8月11日にオープンすると発表した。
※プレスリリースより
青森店は、2017年3月に「木の家」モデルハウスをオープンしており、今回オープンする「窓の家」を併設する拠点としては、東日本では唯一の店舗になるという。
「窓の家」は、通風や採光の機能だけでなく、風景を切り取るフレームとしての窓のあり方に着目した。壁に頼らず、柱と梁で支えるSE構法(システム化された木造ラーメン構法)の採用により、窓がほしい場所に、壁を切り取るように窓を開けることが可能。窓枠や桟に邪魔されることなく、窓から見える風景を一枚の絵画のように楽しめる。
外観は、三角屋根の家のかたちで、シルエットがきれいに見えるよう軒を出さずに屋根と壁との取り合いをすっきり納め、洗練されたかたちをつくった。
同モデルハウスでは、窓に「樹脂アルミ複合サッシ」と「トリプルガラス」を採用する。
このアルミ樹脂複合サッシとトリプルガラスを標準仕様としてすべての建物に採用することで、窓の断熱性能を実現する。
※プレスリリースより
外壁には、外張り断熱(フェノールフォーム)と充填断熱(高性能グラスウール)を併せたダブル断熱を標準仕様とし、外皮性能を向上させる。
※プレスリリースより
モデルハウスの断熱性能は、次世代省エネルギー基準の最高等級「4」をすべての建物で標準性能としている。2020年に義務化が予定されている建物の外壁や窓からの熱の逃げやすさを表すUA値(外皮平均熱貫流率、数値が小さいほど家の熱が逃げにくい)0.56に対して、UA値0.37を実現する。
また、無印良品の家は、すべての建物を「耐震等級3」の耐震性を確保している。
SE構法は、強度が明確な「構造用集成材」の柱と梁を「SE金物」で接合し、構造の耐久性を数値で証明する「構造計算」を可能にした。
無印良品の家では建設するすべての建物を一棟ずつ、個別に構造計算を実施している。
モデルハウスの概要は、間口4間(7.28m)×奥行4間(7.28m)、建築面積は52.99㎡、延床面積は94.40㎡、工事面積105.98㎡(吹抜けの面積を含む)。
※プレスリリースより
価格は、1691万円(税込)となっている。
今後のモデルハウスのオープン予定は、今年9月に山口市に「無印良品の家 山口店(木の家)」、今年12月に新潟市に「無印良品の家 新潟店(窓の家)」、2018年3月に茨城県つくば市に「無印良品の家 つくば店(窓の家)」、2018年4月に神奈川県茅ヶ崎市に「無印良品の家 湘南店(窓の家)」がそれぞれオープンする。
■無印良品の家 公式ホームページ https://www.muji.net/ie/
無印良品の家 青森店 https://www.muji.net/ie/modelhouse/aomori/