大和ハウスグループで賃貸住宅の管理業務を手掛ける大和リビングは8月1日、「見守りサービス」を付帯した保証商品「D-Support SS(ディーサポート・エスエス)」を導入したと発表した。
まずは九州エリアの入居希望者に対して案内を開始し、順次全国対応を進めていくという。
これは、同社管理の賃貸住宅向けにシニア層を対象として開発した保証商品で、総合保証サービス事業を展開するイントラストが開発した。
急速な少子高齢化により、高齢者単身・夫婦のみ世帯は今後も増加傾向が続くと予測されるなか、ライフサイクルは多様化し、高齢者向け賃貸住宅の需要も高まりつつある。
こうした時代のニーズに呼応する「見守りサービス」を付帯した保証商品の導入により、高齢者向け賃貸の推進を図る。そして今後ますます拡大するシニア層の要望に対応していく。
同商品は、65~75歳を対象年齢とし、賃貸借契約における連帯保証人をイントラストが引き受けるという保証スキームになっている。
大和リビングが管理する賃貸住宅の入居者が対象で、賃貸借契約期間が2年間の定期借家契約で、個人契約に限る。
保証期間は入居(保証開始日)から退去(解約日・明渡日)まで。
保証範囲は、賃貸借契約における賃料など(賃料・共益費・月額固定費用・変動費など)、借主負担となる原状回復費用、訴訟その他法的手続き費用までとなる。
保証料は、初回保証料が「月額賃料など×100%」、更新保証料は2万円で、初回契約から1年後、その後1年ごとに自動更新となる。
その他に、「見守りサービス」の自動付帯がある。
まず「まごころ音声サービス」では、週1回、音声ガイダンスによる安否確認を実施する。
「まごころ電話サービス」では、月1回、オペレーターが生活状況や健康状態について確認する。
いずれのサービスも不在・不通・未反応の場合は再度連絡して、確認内容は記録を残す。
今後の展開として同社では、今後も両社は、諸外国に比較して不足しているシニア層の賃貸住宅供給を促進するため、入居者と近親者にとって安心・安全な暮らしの実現に向けた商品を検討していきます、としている。