西日本鉄道は7月27日、サービス付き高齢者向け住宅事業に参入すると発表した。
※プレスリリースより
第1号物件は、福岡市城南区別府に建設を予定しており、自立(介護認定なし)あるいは軽度の要介護状態の人を対象とした施設とする。
着工時期は2018年2月頃、竣工時期は2019年1月頃、開業時期は2019年4月頃をそれぞれ予定している。
そもそもサービス付き高齢者向け住宅とは、主に賃貸借方式で、バリアフリーといったハード面の条件を備えており、入居者の安否確認や様々な生活相談サービスを行うというもの。これにより、一般的な賃貸住宅よりも安心して日々を過ごせ、高額な一時金を必要としないため、入居しやすいという特徴がある。
今回の第1号物件の特徴として、交通のアクセスおよび周辺施設を充実させていることが挙げられる。
建設場所は西鉄バス「曙二丁目」まで徒歩2分、「別府四丁目」まで徒歩4分、地下鉄「別府駅」には徒歩9分と交通の利便性が良く、周辺には病院やスーパー、行政機関など生活に必要不可欠な施設が豊富に揃っている。
次に、施設ではプライベート空間を確保していることも特徴の1つ。
全居室25㎡以上の間取りを設定し、バリアフリー構造であることに加え、各専用部分にはキッチンやトイレ、浴室などを備え、快適に過ごせるプライベートな生活空間を確保する。
また、憩いの場を設置する予定という。
バランスのとれた食事や季節の料理を楽しめるレストランに加え、緑豊かな屋上庭園を設置し、落ち着いた空間を創出する。居住者同士の憩いの場としても使え、快適な住環境を提供する。
さらに、同社がこれまで有料老人ホーム事業で培ってきたノウハウやネットワークを活用し、入居者の生活をサポートする。
そして、家族との近居が可能で、隣接して分譲マンションの建設を予定している。
施設概要は、居室面積が約25㎡~49㎡、延床面積が約3650㎡、戸数は74戸、料金は月額約13万円(25㎡の居室の場合の家賃+基本サービス+管理費)をそれぞれ予定している。
同社では、今後も、多様なニーズに対応した商品・サービスを通して、世代を問わず、安心・快適にお過ごしいただける住環境の提供に努めてまいります、としている。