ライフスタイルメディアの企画・運営などを手掛けるYADOKARIは7月27日、タイニーハウスやちいさな暮らしを知る・体験する・購入する・実践するためのWEBメディア「TINYHOUSE ORCHESTRA(タイニーハウスオーケストラ)」を開設したと発表した。
※プレスリリースより
同サイトでは、タイニーハウスやちいさな暮らしに関する最新情報を募集・拡充するほか、タイニーハウス制作のリアルタイム配信や体験型イベントの開催なども検討しているという。
そもそもタイニーハウスとは、20㎡以下のちいさな家のことを指し、タイヤ付きで牽引できるトレーラーハウスと呼ばれるタイプと、小屋やツリーハウスのような固定型のタイプがある。シャワーやトイレ、キッチンなどを付ければ居住もできる。
※プレスリリースより
今回オープンする同メディアは、主に「JOURNAL & MEDIA(知る)」「TRY & STAY(体験する)」「BUILD & LIVE(実践する)」の3つのカテゴリーからなる。
※プレスリリースより
「JOURNAL & MEDIA」では、タイニーハウスに関する基本情報(種類・価格・設備・土地・メリットデメリット)をはじめ、国内外の事例、書籍や映画の紹介、住まい方や働き方に関するイベントや、タイニーハウスセルフビルドなどのワークショップ情報を発信する。記事や書籍、トークイベントなどでタイニーハウスやちいさな暮らしに関する実践的な知識を深められるほか、体験型のワークショップを通じて人々と交流・意見交換、DIYスキルを学べる。
「TRY & STAY」では、タイニーハウスを見学できる場所や店舗、レンタル情報、宿泊施設などを紹介する。体験や宿泊を通じて、自分に合ったタイニーハウスの種類や大きさ、設備などを把握した上で、実際に購入・建築するタイニーハウスを検討することが可能だ。
※プレスリリースより
「BUILD & LIVE」では、購入可能なタイニーハウス・土地・土地付きタイニーハウス、工具や材を扱う店舗などを紹介する。タイニーハウスを扱うメーカーやビルダーのインタビュー記事も掲載し、仕様や価格のみでなく、開発コンセプトやこだわりなども比較した上で、メーカーやビルダーへ直接問合せ、自分に合ったタイニーハウスを購入することができる。
※プレスリリースより
タイニーハウスは2008年のリーマン・ショックを機にアメリカで広まった。必要最低限のもののみを所有し、ローンを抱えず小さな家に住むことができるタイニーハウスは一大ムーブメントとなった。
日本でも2011年の東日本大震災以降、暮らし方や働き方を見つめ直す人が増え、シンプルに生きる手段の1つとしてタイニーハウスは徐々に注目を集めているという。
住宅以外にも店舗や空き地・遊休地の暫定利用などに、「短工期、移動可能、コスト安」というメリットのあるタイニーハウスは有効で、同社では元駐車場を利用してタイニーハウスとして再活用した飲食イベントスペース「BETTARA STAND 日本橋」の企画・運営なども行っており、今後も自治体や企業との連携を控えているという。
同社では、自社が強みとする情報発信に加え、体験、購入、実践までの一貫したサービスを提供し、具体的な行動に繋げることで、タイニーハウスへの居住やシンプルライフを可能にするための環境作りを本格的に進めていく方針という。
■『TINYHOUSE ORCHESTRA』オフィシャルサイト
http://yadokari.net/orchestra/