賃貸アパート経営支援のインベスターズクラウド子会社で「TATERU Phone」の開発・レンタルなどを手掛けるiVacationは7月26日、自社開発のコンシェルジュアプリの運用を8月よりスタートし、旅行者の行動履歴などのデータを収集・可視化するデータエクスチェンジサービスを開始すると発表した。
TRIP PHONE行動履歴管理画面イメージ ※プレスリリースより
また、旅行者向けのIoT(あらゆるモノがインターネットにつながる)デバイス「TATERU Phone」の名称を「TRIP PHONE(トリップフォン)」に変更すると併せて発表した。
コンシェルジュアプリでは、運用側のコンシェルジュのチャット業務の効率化だけでなく、旅行者の属性や行動履歴などを収集する。この収集した民泊物件の宿泊者データの提供、またデータの可視化を行うことで、民泊運営やサービスの改善・向上を図ることができるとする。
さらに、同データシステムは、「TRIP PHONE」の貸し出しを行うホテルなどの宿泊施設や旅行代理店への提供も可能という。
将来的には、収集データの幅を広げ、蓄積したデータを統合的に集積・分析可能な、データエクスチェンジプラットフォームの構築を目指す。
「TRIP PHONE」への名称変更について、空き家を活用した民泊および民泊投資用物件の企画や民泊運用のためのシステム開発・提供を行っており、「Vacation×Technology」をコンセプトにサービス展開を行っているが、今回「TATERU Phone」は、旅に関わる全ての方をサポートするため、「TRIP PHONE」に変更したという。
「TRIP PHONE」は、旅行を快適に楽しんでもらうためローカライズされた旅行者向けIoTデバイス。
多言語対応のトリップコンシェルジュが、チャットで国内外からのお客の要望に対応するほか、テザリングや翻訳機能、観光地の音声ガイド機能などを利用することができる。
※プレスリリースより
民泊運営者は、「TRIP PHONE」を活用することで、タクシーやレストランの予約受付、滞在中の各種サポートが可能となり、通常民泊では提供されないコンシェルジュサービスを提供することが可能になるという。
同社では、今後も最先端のテクノロジーを活用しサービスレベルの向上を図り、安心安全な宿泊サービスと快適な旅行環境を提供するべく事業展開を行ってまいります、としている。