新築、解体工事、リフォーム工事などを手掛けるエグゼスタイルは7月19日、南米原産の外来生物「ヒアリ」の侵入を防ぐことを目的とした「ヒアリ対策住宅」の建築、販売、リフォームサービスを新たにスタートすると発表した。
同サービスは7月25日からスタートする。費用は、5万円~となる。
※プレスリリースより
同サービスは、ヒアリを撃滅できるホウ素とヒアリが生存しにくい環境にする漆喰を活用したもので、ヒアリ以外にもシロアリや様々な害虫の侵入を防げ、人体にも好影響を与える漆喰を使うことで安心安全に暮らすことができる健康住宅を目指しているという。
現在、国内では港のコンテナなど限られたエリアでのみの発見だが、住宅地への侵入も時間の問題と言われている。
同社では、そんな不安から身を守る新サービスを開始する。
ホウ素はアメリカ環境保護庁から認可されている防腐・防蟻・防虫製品を使用する。これは人間を含む腎臓を持つ動物はホウ素を分解できるが、ヒアリを含む害虫は体内で分解することが不可能なため生きていられない、とされているからだ。
ホウ素は白色粉末で水に簡単に溶けるので、施工の手間もあまりかからず、近年ではシロアリ対策の防蟻剤として注目されている。有害物質は含まれておらず、臭気もなく、人体に悪影響はないという。
ハワイでは1980年代から木造建築で義務付けられているという。
また同サービスのきかっけとなったのは、同社が展開する漆喰リフォームではシロアリ対策を施しており、お客からヒアリ対策についても効果があるのかと聞かれたことだとしている。
漆喰の調湿効果と空気の洗浄効果により害虫にとって住みづらい環境をリフォームすることで、害虫対策はもちろん、漆喰の強アルカリ性で滅菌させ、風邪やインフルエンザ、ペスト菌まで無菌化させる環境を作り出すことが可能という。
抵抗力の弱い幼児や高齢者に効果的なので、幼稚園や小学校、病院、老人施設、個人宅など、個人から公共施設まで施工することで安心して暮らせる環境を作ることができ、施設提供者にとってメリットになる、としている。
サービスは、「ヒアリ対策住宅」「ヒアリ対策リフォーム」があり、主な内容として、ヒアリ対策、シロアリ対策、ゴキブリ対策、蚊などの害虫対策などがある。
また期待できる効果として、風邪菌、インフルエンザ菌の滅菌、調湿効果でアンチアイジング、汚れがつきにくい、消臭効果などがあるという。
■公式サイト
http://organic-ie.com/