野村不動産は7月18日、愛知県名古屋市中区栄の中日ビル1、2階で、総合型マンションギャラリー「プラウドラウンジ名古屋」を7月22日からオープンすると発表した。
同社にとって総合型マンションギャラリーを設ける取り組みは、東海圏では初の試みになる。
「プラウドラウンジ名古屋」外観 ※プレスリリースより
同ギャラリーでは名古屋都心6物件(中区・東区で627戸)を販売する。
同社の名古屋都心プロジェクト第1弾として、「プラウド東白壁」「プラウドタワー名古屋伏見」の2つの物件を予約制で案内を開始する。他の4つの物件については、随時案内を開始するという。
名古屋市の中心街「栄」の中日ビルに総合型マンションギャラリーを設置したのは、購入検討者の利便性、情報閲覧性の向上を図ることが狙い。
またギャラリー開設の背景には、2027年に予定されているリニア中央新幹線の開業に向けた「名古屋」駅前再開発がある。加えて再開発にともなう交通の利便性の向上、共働き世帯の職住近接ニーズの増加により都心部への人口集中が進むことが予想されることも背景にはある。
プラウドラウンジ名古屋 ※プレスリリースより
実際、2015年に販売した名古屋市中区のプラウドタワー名古屋栄(2017年竣工)の好調な売れ行きからも、都心回帰の機運が一段と高まっている、と同社ではみている。
同ギャラリーではデジタル手法を利用した「ペーパーレス接客」を目指し、限りある資源の有効利用と環境への負荷低減に配慮することを目的に、最大6物件を同時販売することによる情報の集約化と、閲覧性の向上を目的に、接客手法のデジタル化を進めるという。
具体的には、モバイルプロジェクターを使い、デジタルコンテンツを投影させて物件のプレゼンテーション(プレゼン)を実施する。
「experia touch」でプレゼン ※プレスリリースより
また、プロジェクションマッピングシステムにより、シアター内における動画と模型を利用した映像によるプレゼンも行う。
「プロジェクションマッピングシステム」 ※プレスリリースより
さらに大型タッチパネルを使い、壁面を利用してプレゼン資料や営業説明資料、眺望シミュレータを実感してもらう。
「大型タッチパネル」 ※プレスリリースより
そして、タブレットを駆使しパンフレット、図面集などをデジタル化、営業説明資料を集約させるという。