住宅リノベーション事業などを手掛ける竹澤建材工業は7月18日、群馬県前橋市大利根町でリノベーションモデルハウスの完成現場見学会を7月下旬に開催すると発表した。
ココリノベ大利根MH完成図 ※プレスリリースより
これは同社住宅リノベーション事業の新ブランド「ココリノベ」のモデルハウスの見学会で、今回は断熱化、耐震化の促進をテーマに7月29日~30日まで開催する。両日とも開閉時間は10時から17時までとなる。
ココリノベモデルハウス施工後 ※プレスリリースより
今回の見学会では前橋市・高崎市を中心とした群馬県内の在住者に、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)5つ星のリノベーションモデルハウスを見学してもらうことで、現場を見学・体感しながら断熱化や耐震化の意識を高めてもらうことを目的にしている。
このBELSとは、国土交通省が定めた「建築物の省エネ性能表示のガイドライン(建築物のエネルギー消費性能の表示に関する指針)」に基づく第三者認証制度の1つ。第三者機関である住宅性能評価・表示協会が非住宅建築物の省エネルギー性能の評価を5段階の星マークで表示するというもの。
1960年~1990年代の木造戸建住宅でのBELS 5つ星は、同社のモデルハウスが全国で4棟目になる。
見学会の会場となる大利根町のリノベーションモデルハウスは、築48年の築古家屋を骨組みだけ残して解体し、断熱改修や基礎補強、筋交いなどによる耐震補強を徹底した。
ココリノベモデルハウス施工前 ※プレスリリースより ココリノベモデルハウス施工中 ※プレスリリースより
光熱費年間47万円削減、耐震強度3倍という省エネ性能、耐震性に優れた点が特長になるという。
そもそも全国の住宅のうち約4割が無断熱の状態にあると言われている。
耐震化の低さと並び、断熱化は社会問題化しつつあり、今後、国の方針により一般への関心が高まり、市場が活性化することが予想されている。
そうしたなか、断熱、耐震には設計力や技術力など、より信頼性の高いリノベーションが今後強く求められるが、同社では、断熱化や耐震化の必要性が高まっている現在、そのお手伝いを少しでもさせていただければと思っております、としている。