東急不動産ホールディングスは7月10日、リフォーム事業を強化、拡大するために新会社「株式会社東急Re・デザイン」を設立したと発表した。同グループ内のリフォーム事業機能を新設会社に集約し、事業成長を図るのが狙い。
新会社は4月3日に設立され、10月1日から営業を開始する。
※プレスリリースより
総合不動産管理会社の東急コミュニティーと、建築請負会社の東急ホームズのリフォーム事業をそれぞれ新会社に集約する。
東急コミュニティーはマンションで約50万戸、ビル・施設管理等(指定管理案件、PFI案件を含む)で約1100件の管理を受託しており、年々管理ストックを拡大している。日頃から管理会社としてお客との接点を持つ強みを活かし、顧客視点に立ったリフォーム提案を行ってきた。
また、東急ホームズは住宅リフォームで55万件以上施工実績があるほか、オフィス、商業、ホテル、ヘルスケアなど、様々な施設にも領域を拡大している。豊富な実績による営業力、提案力、デザイン力を活かし、施設をバリューアップするため多彩なソリューションサービスを提供してきた。
今後、さらなるストック活用と継続的なお客との接点の構築を図り、リフォーム事業を東急コミュニティーの完全子会社として新設する新会社へ集約し、この経営資源集約により受注拡大に向けた基盤整備を行い、さらなる事業成長を目指すという。
なお、東急ホームズが展開するリフォーム事業のうち戸建住宅リフォームについては、今後も展開を継続する。
新会社の主な事業内容は次の3つ。
(1)マンション、店舗、事務所などリフォーム工事請負および施工
(2)マンション、店舗、事務所などインテリアおよびリフォームに関するコンサルティング
(3)マンション、店舗、事務所などインテリアおよび家具販売並びにリースに関する業務
同HDでは、2017年度~2020年度の中期経営計画において、フロー型社会からストック型社会へ環境変化を捉えたストック活用強化を成長戦略1つとして掲げています。今後も、事業環境変化に柔軟かつ迅速に対応し、グループ総合力を生かした成長戦略により「価値を創造し続ける企業グループ」を目指します、としている。