不動産流通に特化したプラットフォーム「SmartEstate(スマートエステート)」を提供するベンチャー企業のSHIFTは7月3日、同プラットフォーム上で管理会社向けに無料で家賃のクレジットカード決済を提供するサービスを開始すると発表した。
このSmartEstateとは、不動産知識があまりない人でも個人間で家を貸し借りができる賃貸プラットフォームのこと。
「物件の提供者」と「物件を借りる人」が直接不動産取引を行うのに必要な集客から契約、家賃回収を含む各種管理業務をすべて自動化し、不動産流通をワンストップ化させたもの。
今回の無料提供について、同社では「家賃のクレジットカード決済を普及させることを目的」としており、管理会社は無料で導入できるという。
不動産会社の店舗経由での契約など、同プラットフォームを経由しない契約についてもクレジットカード決済を利用することができる。この場合、物件を借りる側に発生するサービス料についても無料になるという。
利用方法について、面倒な手続きは一切必要ないという。家賃の金額や契約期間などを入力するだけで、数分で家賃のクレジットカード決済を開始することができる。
また、管理会社で使っている既存の管理システムに同プラットフォームの一部機能をAPI(Application Programming Interface)で組み込み、SUUMOやHOMESなどの不動産・住宅情報ポータルサイトに物件を掲載する際、同プラットフォームにも自動投稿が可能になるという。
同プラットフォームではSUUMOやHOMESなどと同様に集客できるだけでなく、同プラットフォームを経由していれば、契約が成立しても広告料などは一切必要ないという。
ほかに、すべての物件、仲介手数料、礼金、鍵交換費、清掃費、保険料(無料付与)、更新料が無料という。契約についてもオンライン上ででき、支払いはクレジット決済できるので手間がかからない。
広告料が必要ないのはもちろん、金銭処理や契約、契約の管理などすべてを自動化できるのがセールスポイントになるという。
■SmartEstateのURL
http://www.smart-estate.jp