不動産賃貸仲介大手のハウスコムと、コールセンター大手のトランスコスモスは6月29日、LINE上で利用できる「マイボックスでお部屋探し」サービスをこのほど開始したと発表した。
※プレスリリースより
同サービスは、物件検索から店舗への問い合わせまでをLINE上で対応できる顧客サポートサービス。
チャットbotや同社独自のAI(人工知能)を導入し、簡単な質問に答えるだけで希望条件にマッチした物件の検索が可能となる。
また、物件の間取りや設備などの詳細情報の問い合わせにも自動応答で24時間365日対応する。
そのほか、興味のある物件に対し、賃貸を管理する店舗のスタッフへ直接LINE上で問い合わせもでき、部屋の内見予約の調整や、見積りの確認など、契約に至るまでのやり取りをLINE内で完結できる。
「マイボックス」とは、同社に問い合わせたお客一人ひとりに用意される同社独自の個人専用のWEBページのこと。「マイボックス」内では、チャットで気軽に問い合わせができるサービスをはじめ、AI「人工知能@コムるくん」を活用し、希望条件に適したおすすめ物件の紹介、近所の店・施設情報の紹介やオンラインでの来店予約など、さまざまなサービスを利用することができる。
トランスコスモスは同サービスの提供にあたり、「LINE ビジネスコネクト」の導入支援や、トランスコスモス独自の企業向けAPI(Application Programming Interface ソフトウェアの機能を共有する)「DECAds Connect Edition」の提供を行った。これを活用することで、コミュニケーションチャネルとbotやAIなどのソリューション、外部データベースなどの連携にかかる工数を大幅に削減できるという。
一方、同社は不動産賃貸仲介の直営店舗を全国に162店舗持ち、首都圏から郊外まで幅広い物件を取り扱っている。お客にサービスをより便利に活用してもらうため、SNSで圧倒的なリーチを誇るLINEを利用した新しい顧客サポートのサービス導入を行った。
同サービスにより、お客はLINEのアカウントから物件検索やお問い合わせを直接できるようになり、手間やストレスなく部屋探しを進めていくことができる。また「マイボックス」と連携しており、顧客情報や物件とつながることで、多様な物件の検索・問い合わせへの迅速な対応が可能となる。
同社では、今後も積極的にITやAIの技術を取り入れて、お客様が安心・手軽・便利にご利用いただけるサービスを提供し続けていきます、としている。