マザーズ上場でスマートフォン(スマホ)向けのサービス・ソリューションの提供などを手掛けるアクロディアは6月26日、三井不動産が販売した神奈川県横浜市のマンションに「インターホン向けIoTシステム」を提供すると発表した。
インターホンのリニューアルとしてマンションに採用されるケースは同社初の事例になるという。
利用イメージ図 ※プレスリリースより
今回導入される対象マンションは、神奈川県横浜市の「パーク・ハイム横濱山手」(127戸)で、2000年1月に竣工した物件。同物件に対し、6月下旬に提供を開始する予定になっているという。
インターホンの機種は、パナソニック製の集合住宅向けインターホン「Windea(ウィンディア)」。
そもそも「インターホン向けIoTシステム」とは、IoT(あらゆるモノがインターネットにつながる)を駆使し、どこからでもスマホなどの通信機器経由で遠隔からのインターホンでの応答や集合玄関オートロックの解錠等ができる機能を持つというもの。
スマホがつながるエリア、場所であればどこからでも応答が可能になるという。
同システムでは、インターホンがインターネットに接続されるので、屋内だけでなく外出先からでもインターホンの基本機能である、訪問者の映像確認、音声応答、オートロックの解錠を可能にする。
また、インターネット上のインターホンIoTサーバーと連携することで、コンシェルジュ機能など、スマホを活かしたさまざまな利便性を図る機能を容易に実現できることもセールスポイントになっている。
しかもインターホン向けIoTサーバーはクラウド化されており、低コストでの運用が可能だ。
各住戸への工事は不要なため、新築、既築を問わず手軽に導入することができることも魅力の1つ。
同社では、今後も「インターホン向けIoTシステム」の展開を積極的に進め、インターホンがよりインターネットと深く連携することにより、IoTを通じてユーザーにとってより利便性の高い生活を実現するサービス導入を進めてまいります、としている。