建材メーカーの文化シヤッターは6月22日、集合住宅向け玄関引戸「ヴァリフェイスAe」を7月1日から発売すると発表した。初年度の販売目標は3億円を掲げる。
※プレスリリースより
新商品は開閉操作が容易で、スムーズに出入りできる玄関ドアを設置したいという要望を受けて開発された。
開き戸と同様のスッキリした外観と、断熱性や気密性などの基本性能に加え、業界初の対震性を兼ね備えた集合住宅向けの玄関引戸という。
新商品の特徴は、次の5点になる。
・開閉操作が容易で出入りがスムーズ
・玄関ドアの基本性能に加えて業界初の対震性能を実現
・開き戸と同じスッキリした外観の玄関引戸
・将来のドアリフォームに対応
・豊富なバリエーション
まず、上吊り式の引戸なのでベビーカーや車椅子でも体の位置を変えずにその場で容易に扉を開閉することができる。また、外廊下と室内との段差が少ない仕様なので、スムーズな出入りが可能。さらに、レンジフード使用時や24時間換気による室内外の気圧差が生じた場合でも、開き戸に比べてスムーズな開閉を実現。
次に、屋外用玄関ドアとして必要な風圧に耐えられる耐風圧性能(JIS等級:S‐6)、冷暖房を効率的に使用できる気密性能(JIS等級:A‐3)、静かな空間を形成できる遮音性能(JIS等級:T‐1)、屋内外の熱移動を抑える断熱性能(JIS等級:H‐3)の基本性能に加え、特定防火設備として防火区画に設置できる遮炎性能を有する。また、自社開発の対震ストライクの採用により、地震でドア枠が変形した場合でも、面内変形が120分の1以内であれば扉を開けられる対震性能を、業界としては初めて屋外用玄関引戸で実現。
※プレスリリースより
また、独自のDS(ダイアゴナル・サポート=対角支持)スライド機構の採用により、上枠の幅が扉と同じサイズのため、全閉時には開き戸と同様のスッキリとした外観となる。
さらにドア枠は、建物の躯体に取り付けられた固定枠と取り外しが可能な交換枠が一体となったEF(エクスチェンジャブル・フレーム=交換可能枠)構造となっている。将来、ドアの改修が必要となった場合には、扉と交換可能枠を取り替えるだけでよく、躯体を傷つけず、開口サイズを狭めることなくスピーディーにリフォームできる。
そしてシンプルなミニマルデザインをベースに、扉は基本デザインが3種、面材は標準カラー10色、準標準カラーが7色の計17色の多彩な木目カラーをラインアップ。また、同社のマンションドアMXシリーズと色・柄を合わせることで、開き戸である同シリーズと外観の統一感を図れる。
※プレスリリースより
価格は、税別49万8200円(取付工事費および運搬費は別途必要)となっている。
同社では、今後、当社はマンションデベロッパーなどのお客様を対象に、積極的な提案を進めてまいります、としている。