三井不動産とその子会社でホテル運営会社の三井不動産ホテルマネジメントは6月16日、石川県金沢市上堤町で「(仮称)三井ガーデンホテル金沢」を着工したと発表した。
「三井ガーデンホテル」チェーンは2017年6月現在で、全国20施設5337室を運営しているが、竣工すれば北陸地方では初の三井ガーデンホテルの開業となる。
同ホテルの開業は2019年(平成31年)の初頭を予定している。
※プレスリリースより
今回のホテル建設プロジェクトは、現地会社のアビタが所有する土地に三井不動産が賃貸借契約を結びホテルを建築する。その竣工後に「三井ガーデンホテル」として三井不動産ホテルマネジメントがホテル運営を行うというもの。
計画地は旧金沢東京海上ビル跡地で、JR北陸本線「金沢」駅から徒歩17分、北鉄バス「南町・尾山神社」の停留所から徒歩で2分の距離にある。
近江町市場から金沢市中心部の「香林坊」周辺までの金融機関やオフィス、商業施設などが集積するエリアの中心部に位置する。さらに、金沢城などの主要観光スポットからも徒歩圏の距離にあり、観光やビジネスの拠点となっている。
2015年に開通した北陸新幹線の効果により、今後も国内外からの観光客の増加が期待されているエリアとして注目されている。
※プレスリリースより
ホテルの敷地面積は964.96㎡、延床面積は6038.92㎡で、構造規模は鉄骨造・地上13階地下1階、客室数168室を予定している。
なお、三井不動産ホテルマネジメントでは、今秋に新ホテルブランド「ザ セレスティンホテルズ」の開業を予定している。
第1号として、京都の「ホテル ザ セレスティン京都祇園」を9月7日に、続いて、銀座の「ホテル ザ セレスティン銀座」を10月5日にそれぞれ開業する。
新ブランドの特長は、優れた観光資源を有し、地域を象徴する文化・歴史性が深いロケーションにおいて、日本ならではの心配りあるおもてなし、まるで「第2の我が家」のように寛げる空間、その土地ならではの滞在体験を提供する、としている。
同グループとしては、今後も首都圏や全国の主要都市において積極的に新規展開を行ってまいります、という。