野村不動産は6月15日、神奈川県横浜市の「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン(Tsunashima SST)」内の分譲マンション「プラウド綱島SST」のモデルルームの一般公開を開始したと発表した。

完成予想パース(全体街区   )※プレスリリースより

 「Tsunashima SST」は関西電力子会社の関電不動産開発と家電大メーカー最大手のパナソニック子会社パナホームなどと共同開発しているスマートタウンのことで、パナソニック事業所跡地を利用している。「この街が、未来をつくっていく。Innovating the Future Together.」をコンセプトに、都市型スマートシティとして現在開発が進められている。

※プレスリリースより

 モデルルームが公開された「プラウド綱島SST」は同タウン内で唯一の分譲マンションとして開発が行われている。
 場所は、東急東横線「綱島」駅から徒歩約10分の距離に位置する。

現地案内図  ※プレスリリースより

 敷地面積は約3600㎡で、総戸数は94戸。規模・構造はRC造地上10階建て、専有面積は70.76㎡~85.40㎡。
 建物竣工時期は2018年2月中旬、入居時期は2018年3月中旬をそれぞれ予定している。

完成予想パース(エントランス周辺) ※プレスリリースより

 今回、同社ブランド「プラウド」シリーズでは初となる商品を多数導入している。

 「プライベート・ビエラ 住宅機器コントローラー(マンションHA連携モデル)」の活用方法をパナソニックと共同で推進し、テレビ視聴、インターホン応答、家電のコントロール操作をエネルギー情報と合わせて1つのデバイスで操作ができる。これはプラウドで初めて可能になった。 

 これまではリビングでしか操作できなかった機能を、濡れた手でも持ち運び可能なデバイスに集約することで、居場所を縛られることなく、忙しい日常でも快適で安心な住まい方が可能になるという。

 また、マンション全体で使うエネルギーを電気に一元化する「エネコック-e」を導入する。

 パナソニック製の新型エコキュートとの併用で、CO2削減と、一般のガス併用住宅に比べて約20%の光熱費の削減の両立を図るとしている。
 換気機能付サッシ・玄関ドアを設け、風の通り道を創るなど、自然の力を活かした「パッシブ設計」を採用している。
 さらに「アウトポール設計」により、柱や梁が出ていないすっきりした間取り、キッチンの高天井やハイ引戸を実現し、光と風を最大限に取り入れられる空間を実現している。

 「エネコックe」やパッシブ設計など、住宅の基本的な環境性能を高めることに加え、エネルギー情報に触れる機会を高めることで、住まい手の意識を変え、エネルギーや時間の無駄を無くし、家族で過ごす時間を豊かなものとするQOL(生活の質向上)が高い住まいの実現を目指すとしている。

 ほかにも、再配達件数を低減するプラウド初となる「デリバリーステーション」を導入している。

※プレスリリースより

 同社では、住まい手の生活スタイルの変容に合わせた「デリバリーステーション」をプラウドで初めて導入致しました。また、設置率の向上に加えて、宅配業者の出入口にもセキュリティをかけるなど、利用者に応じたセキュリティレベルを設定しています、としている。

Tsunashima SST内写真【平成29年3月撮影】  ※プレスリリースより

 
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