三菱地所は6月14日、新事業創出の取り組みとして「Corporate Accelerator Program(コーポレート アクセラレーター プログラム)」を開催すると発表した。
※プレスリリースより
これは、同社がスポンサーとしてベンチャー企業に資金・技術・販路などの経営リソースを提供し、ベンチャー企業からの事業提案を募るというもの。
同プログラムは、事業創出支援を専門に手掛けるゼロワンブースターと共同で開催する。
国内の総合不動産デベロッパー主体によるものとしては初の取り組みになるという。
同プログラムへの参加を希望するベンチャー企業の募集は、発表同日より開始した。
今回、同社では「街から起こすイノベーション」のスローガンのもと、世界に向けてイノベーションを発信したいベンチャー企業を募集する。募集の締め切りは今年10月10日までとなる。
募集期間中、7月10日と7月24日に第1回ベンチャー企業向け説明会&交流会、第2回ベンチャー企業向け説明会&交流会を開催する。
募集後は、書類・面接選考を経た上で今年11月14日にビジネスプランコンテストを催し、参加企業を5~15社程度に絞り込むという。
選抜後のスケジュールとして、選抜されたベンチャー企業は専門知識を持った人材による多様なメンタリングを受けることができる「共創支援期間」に入るという。
支援期間は2017年11月~2018年3月までを予定している。
支援期間中は選抜企業に対し、丸の内エリアの国内外の成長企業等の交流・活動支援拠点「EGG JAPAN」内の会員制ビジネスクラブ「東京21cクラブ」や、交流・活動拠点「3×3Lab Future」を利用できる権利を付与するという。
ちなみにEGG JAPANはオーダーメード型の事業開発支援が受けられる「ビジネス開発オフィス」と、会員制ビジネスクラブ「東京21cクラブ」で構成されている。
オフィス入居企業に対しては、EGG JAPANのネットワークと事業支援の実績を活かし、顧客候補の紹介や広報支援などを提供する。
東京21cクラブは、企業や多様なプロフェッショナルが集まるビジネス交流の場として、会員にオープンスペースや会議室利用等のサービスを提供するほか、年間200回以上のイベントやセミナー、ワークショップの開催を通じてネットワークの拡大のきっかけを提供している会員制のビジネスクラブだ。
※プレスリリースより
3×3Lab Future(さんさん ラボ フューチャー)は新たなビジネス創発を行い、「交流活動」「実証ラボ」「情報発信」の3つの機能を備えた拠点。自宅でも会社でもない第3の場所(サードプレイス)として、エリア就業者が自由に立ち寄れるだけでなく、セミナーイベントを通してエリア就業者や外部の方の交流を生み出し、組織の垣根を越えたビジネス創発を目指すというもの。
※プレスリリースより
こうした支援期間を経て、最終的に2018年3月13日に共創支援期間の「成果発表会(デモデー)」を実施するという。
同社では、特に有望と判断したビジネスプランに対しては、本プログラム終了後の出資や、技術や人材など当社グループリソースとの連携も検討し、新事業の立ち上げに向けた取り組みを本格的に開始します、としている。
「Corporate Accelerator Program(コーポレート アクセラレーター プログラム)」
ホームページ http://mec.01booster.com