野村不動産アーバンネットは6月9日、同社が運営する不動産情報サイト「ノムコム」内のコンテンツで借り入れ可能額の目安がわかるクレジットスコア「モゲスコア」の利用が可能になったと発表した。
※プレスリリースより
これは同社サイト内のコンテンツ「住まいのAI ANSWER」とAPI(システムが外部ウェブサービスの機能を利用するために必要な手順やデータ形式などを定めた規約)連携を行い、同コンテンツを利用するお客がモゲスコアを取得できるというサービス。
今回、フィンテック(ITを駆使し金融、決済、財務サービスなどの世界にもたらされるイノベーションのこと)を活用した住宅ローンコンサルティングサービスを提供するMFSと連携を図った。
MFSは住宅購入予定者の収入や勤続年数などによって住宅ローンの返済能力(信用力)を測定し、住宅ローンの借り入れ可能額を算出する日本初のクレジットスコア「モゲスコア」を開発、今年1月からすでにサービスを開始している。
この「モゲスコア」とは、住宅購入を予定しているお客の収入状況や、その安定性を判断する重要な10項目(年収、勤続年数および家族構成など)から、お客の住宅ローン返済能力(信用力)を判断する。住宅ローンの借り入れ可能額(モゲスコアに年収を掛け合わせて100で割ったもの)とお客の信用力に応じた適用金利の目安を無料で判定するというもの。
例えば、借り入れ可能額の算出例として下記のように計算する。
「モゲスコア700点」×「年収500万円」÷100=「住宅ローン借り入れ可能額3500万円」
住宅ローンを組んで住宅購入を検討しているお客は、「モゲスコア」を取得することで、金融機関に申し込み前に住宅ローンの借り入れ条件が想定可能で、より正確な予算作りができるというメリットがある。
イメージ図 ※プレスリリースより
また、年収や勤続年数などの入力内容を変更することでモゲスコアの変化が確認できるため、「転職前と後でどちらがより有利な条件で借りられるか」など、借り入れ条件を得るための対応策を検討できる。
同社では、今回の「モゲスコア」と「住まいのAI ANSWER」のAPI連携により、事前に予算計画を立てて効率的に物件を探すことができます、としている。
■「モゲスコア」ウェブサイト
http://HYPERLINK”http://www.mogescore.jp/”www.mogescore.jp