システムキッチン・バスを中心とした住宅設備機器メーカーのタカラスタンダードは6月8日、マンションリフォーム対応商品の特徴と現場対応力のノウハウを習得できるリフォームスタジオ(マンションリフォーム研修センター)を全国7カ所に展開、拡充していくと発表した。
これは取引先の流通やリフォーム業者を対象としたもので、これまでに札幌・横浜・大阪・福岡で展開してきたが、今年3月に仙台、そして4月に小牧、松山がそれぞれオープンした。
※プレスリリースより
そもそもリフォームスタジオとは、給水給湯配管や排水などの設備対応、またレンジフードの排気、梁や柱などの建物の躯体など、現場で必要とされるマンションリフォーム特有の専門的な知識を習得できる研修センターのこと。
ほかにもマンションリフォームに対応する同社独自の水まわり商品の最新情報や施工法をわかりやすく展示し、商品の現場対応範囲や配管方法を実際の現場と同じような状態で確認することができるプロ向けの施設だ。
同社は、これまでシステムキッチン、洗面化粧台、システムバスなどで、マンション物件に対して高い納入シェアを誇ってきた。そうした経験から得た知識や顧客の声を活かし、マンションリフォーム向けの製品を開発してきた。
なかでも、同社独自の「ぴったりサイズシステムバス」「伸びの美浴室」「広ろ美ろ浴室」といった浴室シリーズは、マンションリフォーム独特の現場納まりに対応できる製品で、こうした商品シリーズの特長やその施工方法について学ぶことができる。
また、システムキッチンやシステムバスの組み立て研修から、ホーロークリーンパネル施工、レンジフードの交換・取り付け・トイレ交換といったプチリフォームの技術研修も実施できる。
同社では、リフォーム向け製品の特徴とあわせて施工方法を理解していただくことで、顧客への提案力をアップできるよう流通および業者を支援・サポートし、リフォーム受注拡大への取り組みを行っています。さらに、地域ごとに異なるお客様からのリフォームのニーズにも対応できるよう、地方中核都市への展開も含めて地域密着型のリフォームスタジオを目指し、今後も取引先とのリフォーム需要獲得強化を図っていきます、としている。