長谷工グループ傘下で新電力の長谷工アネシスはこのほど、中部電力との間で電力・ガス販売に関する業務提携の契約を締結したと発表した。
これは、長谷工アネシスと中部電力による首都圏における一般家庭向け電力販売と、東邦ガス供給エリアにおける一般家庭向けガス販売を実施する際の提携について取り決めたもの。
今後、両社は中部電力グループが保有する電力販売ノウハウを活用し、東京電力パワーグリッドの供給エリアで長谷工グループが管理受託しているマンション居住者へ「HASEKO でんき by 中部電力」のカテエネプランを、また東邦ガスの都市ガスを利用し、長谷工アネシスの高圧一括受電サービスを導入しているマンション居住者へ「カテエネガスプラン for HASEKO」を提供する。
両サービスの申込日は6月19日から開始する。
※プレスリリースより
まず「HASEKOでんき by 中部電力」のカテエネプランでは、東京電力の従量電灯B(一般家庭向けの24時間同一料金プランで、契約容量10~60アンペア(A))で契約電流30~60Aの契約者、また従量電灯C(一般家庭よりも多めに電力を使用する需要家向け)の契約者がおススメ対象になるという。
特典として、「HASEKOでんき」の専用ホームページから中部電力のカテエネプランに加入すると初回料金確定月から12カ月間毎月100ポイント(年間1200ポイント)が付与される。
またカテエネ内で貯められるポイント(年間最大で1140ポイント)について、電気料金に充当することが可能という。
仮に、40Aで300kWh/月で算定した場合では、特典とカテエネ内のポイントを使用することで東京電力より年間で最大5508円の割安になる。
使用量にかかわらずメリットがあるので使用量が少なくても安心して加入できる。
さらに、使用量が多いほどメリットが大きくなる。
50Aで400kWh/月の場合では、最大で年間9348円の割安になるという。
次に、「カテエネガスプラン for HASEKO」では、販売対象が愛知、岐阜、三重県に住み東邦ガスの都市ガスを利用し、かつ長谷工アネシスが提供する高圧一括受電サービスを受けている人になる。
電気とのセット特典として、東邦ガスよりお得なカテエネガスプラン料金をさらに2%割引くという。
一般家庭向けのカテエネガスプラン1の31㎥(立方メートル)/月で算定した場合では、特典を含めた年間のガス料金が東邦ガスの一般供給約款より4332円割安になるとしている。
申し込み方法は、長谷工アネシスが配布する専用申込書からとなる。
中部電力のカテエネプランで付与されるポイントについて、電気料金の支払いのほか、TポイントやWAONなど提携会社のポイントにも交換できる。
両社は、電力・ガスの小売全面自由化に積極的に取り組み、エネルギーに関するお客さまの多様なニーズにお応えできるよう努めてまいります、としている。