三菱地所グループは6月1日、ITベンチャーのナーブが提供する「VR内見システム」・専用撮影アプリをグループ4社の三菱地所、三菱地所レジデンス、三菱地所ホーム、三菱地所ハウスネットに導入したと発表した。
※プレスリリースより
2013年4月に開設した住まいの総合窓口「三菱地所のレジデンス ラウンジ」や、三菱地所レジデンス、三菱地所ホームではVR(仮想現実)技術を活用した営業ツールを導入してきたが、6月1日より住宅売買仲介を担う三菱地所ハウスネットにもサービスを拡大し、対象物件が新築マンション・注文住宅から売買仲介物件にまで広がる。
さらに、「VR内見システム」・専用撮影アプリを活用することで、営業担当者などのグループ社員が自ら撮影したVR映像をその場でアプリを通じてアップロードすることが可能となり、より多くの物件を撮影でき、営業に活用しやすくなる。
※プレスリリースより
ナーブのVR接客端末「CREWL(クルール)」などを設置している三菱地所の「レジデンス ラウンジ」をはじめ、三菱地所ホームの全てのホームギャラリー・ハウジングギャラリー、三菱地所レジデンス・三菱地所ハウスネットの一部の拠点で、お客自らの動きに連動して、周囲全方向の画像を見ることができ、あたかも実物の住宅の室内にいるような「没入体験型」の「VR内覧」が可能となる。
また、お客にQRコードやURLをメールで送付すると、自宅でも360度のパノラマ映像(視聴機器があればVR映像)がパソコンやスマートフォンでみることもできる。
VRを活用することにより、お客は「三菱地所のレジデンス ラウンジ」などの拠点に出向けば、各地に点在している営業所やギャラリー全てに足を運ばずとも、1度に複数物件の内覧ができるようになる。検討初期の段階でもVRを通してより多くの物件を「体験」できる。
希望物件のイメージをより明確にでき、実際に内覧する物件を絞り込めるなど、効率の良い住まい探しができることがお客のメリットという。
※プレスリリースより
同グループでは、内覧業務を効率化することで、生産性及び顧客満足度の向上とともに、お客に対してグループサービスを幅広く訴求することが可能である、としている。
また、これまで三菱地所レジデンスの新築分譲マンション7物件(首都圏5件、関西圏2件)、三菱地所ホーム全てのホームギャラリーでVR素材活用の実績があったが、三菱地所ハウスネットで取り扱っている売買仲介物件のVR内覧が可能となり、今後、賃貸・リフォーム物件など他の物件タイプや動画・インテリアパターン・眺望などVR素材のラインアップを広げることも視野に、お客への提案力を一層強化していく、としている。