マンション大手の大京は1日、今年8月販売開始予定の北海道札幌市中央区の分譲マンション「ライオンズ札幌中央レガシア」(竣工は2018年3月16日を予定)の棟内モデルルームのオープンに先立ち「VR(仮想現実)ラウンジ」を開設、10日から「VR技術を導入した物件案内」を開始すると発表した。
※プレスリリースより
これは、VR技術を通して、お客に「エリア環境」や「建物内部(共用部)」を疑似体験してもらうことで、「環境」や「建物」のイメージをできるだけ正確につかんでもらうことを目的としている。
新築マンションの販売では、これまで物件の近隣に設けるマンションギャラリー(販売事務所)で専有部のイメージや、設備などを確認していたが、今回のVRの導入で建物の完成まで確認することができなかった季節のエリア環境や、なかなか体感することができない共用部分(エントランスなど)を立体的に認識してもらうことが可能になった。
今回分譲される「ライオンズ札幌中央レガシア」はJR「札幌」駅が徒歩圏の好立地に位置する。
同エリアには、北海道開拓時代の頃からさまざまなレンガ造りの建物がつくられてきたが、同物件もそうした歴史を受け継ぎつつ、重厚な陰影をまとうレンガの台座にガラスの彫刻を屹立させた現代アートを彷彿させる。
また、天井高約3.5mの開放感あふれるエントランスホールは、格式あるシティホテルのロビーを思わせる空間。ホールには3つのラウンジを用意し、四季折々に目を楽しませる多彩な植栽など、ゆったりと広がる空間が、心ゆたかなひとときを演出する。
そうした物件の特徴についてVR技術を使って視覚で体感してもらい、販促につなげたいとするのが同社の狙い。
また同マンションでは、居住者のニーズや社会の変化に対応できる「(仮称)スマートインフォボード」を北海道では初めて導入するという。
これはタッチパネル式ディスプレイで、管理会社からのお知らせや近隣のタウン情報、ショップのセール情報をチェックできる。従来のコルクボードでの掲示では、貼付した紙が汚れたり、劣化することもあったが、ボードにお知らせを映し出せるので、常に共用空間をきれいに保てる。
ほかに居住者の暮らしに役立つ便利な情報も掲載する予定で、掲載コンテンツは居住者のニーズに合わせて、増やすことができる掲示板となっている。
スマートインフォボード(仮称) ※プレスリリースより
同社では、デジタル化などの変化が進む世の中にも対応できるよう、今回、北海道で初めて導入したとしている。