チャット型賃貸オンラインアプリ「カリヨッカ」を運営するカリヨッカは26日、地域エージェント(不動産会社)向けサービス「カリヨッカプラス」をリリースしたと発表した。
これは、部屋の提供とメールや電話での問い合わせが別だったこれまでの不動産取引をアプリとアプリで繋げるサービス。特徴は、「お客の条件」「提供物件情報」「チャット」を通常の接客のようにスマホ対スマホでできるようにしたこと。
2016年12月20日に「カリヨッカ」をリリースして以降、集客、顧客対応、成約業務などを実店舗でも行い、システムのバージョンアップを図ってきた。
対応エリアを広げることで「コスト増加」「顧客満足度低下」「成約率低下」などの課題が顕在化した。
そうした失敗事例を改善したものが同サービスで、メールやチャット返信のスピード応対、部屋に関する質問への丁寧な対応により「顧客満足度向上」「成約率向上」を図るというもの。
具体的なサービスのポイントとして、次の5点を挙げている。
1.1区市町村1社限定のサービス
カリヨッカ経由の問い合わせ客は1区市町村1社での対応になる。
1社の中で、担当の割り振りを行うで、1人のお客への対応が確実に行えるようになる。
2.来店客をイメージしたシステム
カリヨッカのインターフェイスは、お客ごとに、条件・物件・チャットページが一緒になっている。
チャットしながら、部屋探しの条件変更、提案中のお部屋のオススメ提案、ストリートビューで環境の良さなども提案することができる。
自社物件の場合、家賃交渉や手数料値引き・フリーレントなどの提案もでき、今まで同条件で選ばれなかった部屋も成約につなげることが可能。
3.新規の問い合わせやチャットでの質問はアプリの「バッチ機能」でお知らせ
業者側アプリのアイコン右上に表示されるバッチに、お客からの問い合わせが表示される。
この機能によりお客への返信スピードが上がる。
4.自動物件提供
お客の条件にあった物件を自動でスマホアプリに届けることで、長期のお客への対応も可能。
5.申し込みから契約までが簡単
案内の予約機能、申込書・身分証明書(必要書類)アップロード機能を搭載。
スカイプやミーティングプラザのリンクをお客のスマホに直接送れる。
今まで、スタッフの個人LINEなどを使っているケースも多かったが、カリヨッカのシステムでは不要。
また全てのやり取りを一元管理でき、セキュリティ面でも向上する。
同社では、今後、入居者対応サービス「スーパー管理」のリリースを計画しているという。
■カリヨッカ https://chintai.tv/