ホテル外観(イメージ) ※プレスリリースより
南海電気鉄道は19日、ホテルブランド「HOTEL the M」や「チサンホテルズ」などを全国展開しているソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ(以下、ソラーレ)との間で、りんくうタウンにおけるホテル出店に関する計画がこのほどまとまり、その概要について発表した。
ホテルの出店計画は、近年のインバウンド旅客増加に伴うホテル需要の増大と、大阪府泉佐野市が掲げる「訪日外国人旅行者の満足度向上及びインバウンド観光の推進」に対応するためのもので、同社とJR西日本の共同使用駅のりんくうタウン駅近くにホテル「ハタゴイン関西空港」を建設するというもの。
開業は2018年春を予定している。
「ハタゴイン関西空港」はソラーレのオリジナルのホテルブランド。
欧米ではポピュラーな車での旅行、ビジネスに便利な各高速道路、主要幹線道路沿いに建つロードサイド(沿道)の立地に日本の伝統的な旅籠(はたご)の情緒性を融合させるというのがブランドコンセプトになっている。
「ハタゴイン」ブランドとしては、今年12月開業予定のハタゴイン静岡吉田インター(静岡県島田市)に続き、国内2店舗目となる。
カフェ&ライブラリー(イメージ) ※プレスリリースより
ホテル内で有意義に過ごせるように、コミックを中心に書籍を約1万冊揃えたカフェ・ライブラリーを共用部に設置する。
国際空港近くということもあり、訪日外国人に向けて英語版のコミックなども用意する予定という。
客層は車を利用した国内旅行客、ビジネス客を主として想定している。
また空港が近いことから海外からのインバウンド客も想定する。
ホテルの概要について、客室数は100室を予定している。
敷地面積は4544.88㎡、延床面積は3054.82㎡、規模は鉄骨造6階建て。
ソラーレでは、ロードサイド型宿泊主体ホテル「チサンイン ロードサイド」を全国で21ホテル展開しているが、同ホテルの運営、マーケット、集客など、これまでの実績や経験を活かしていきたいとしている。
そして「泊まるだけでない、機能性と情緒性を持ち合わせた新しいロードサイド型ホテル」を創造していきたい、としている。
※プレスリリースより