※プレスリリースより

 総合住宅メーカーのミサワホームと、ミサワホーム総合研究所は16日、エクステリアアイテム「ドリップルーバー」を7月3日から発売すると発表した。

 新製品は、水を利用したルーバー型の調温システムを採用したもので、アルミ素材のルーバー表面に水を流し、蒸散冷却効果によってルーバーそのものの温度を下げて風下側に涼風を生成する。いわゆる「打ち水効果」によって空間の温度を下げるというものだ。

※プレスリリースより

 ルーバー表面を水が滴り、パンチング部分に滞留することで長く蒸散冷却効果が持続する。
 さらに、上段から次々に水が滴り落ちる様子は、視覚的にも涼やかな気分にさせてくれる。
 立体的なパンチング形状は風を和らげる効果のほか、目隠し効果も期待できる。

 同社では伝統的な生活の知恵と現代の先進テクノロジーとを融合させ、夏も冬も快適に過ごせる住まいの設計手法「微気候デザイン」を住まいづくりに採用している。

 その一環として、親水性・吸水性塗膜によってルーバー全面に水を行き渡らせることで高い打ち水効果を発揮するエクステリアアイテム「クールルーバー」を独自開発した。

 これは「涼を呼ぶまちづくり」をコンセプトに据えたミサワホームのスマートシティ「エムスマートシティ熊谷」(埼玉県熊谷市)などでも採用している。

 
 実際にクールルーバー近くの気温を測定したところ、夏の晴れた日には外気温に対して平均で1℃、最大で3℃低下することが確認されている。
 今回発売する新製品は、クールルーバーと同程度の高い打ち水効果を維持しながらも、ルーバー形状の工夫などで価格を抑えている。

サイズは高さ1800mm、幅は910、1365、1820、2275mm。

 同社では「今年2月に東京ビッグサイトで開催されたホテル・旅館・温泉・外食業界の関係者が来場するアジア最大級のビジネストレードショーに出展し、200組を超す来場があったことを踏まえ、住宅に限らず公共施設や商業施設、ホテル、飲食店などでの採用を見込んでいます」と新製品の用途の広がりに期待している。

 
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