「BIZCORE赤坂見附」外観CGパース ※プレスリリースより
新日鉄興和不動産は5月15日、オフィスビルブランド「BIZCORE(ビズコア)」シリーズの第2弾となる
「BIZCORE赤坂見附」を着工したと発表した。
竣工は2019年3月下旬を予定している。
※プレスリリースより
「BIZCORE(ビズコア)」シリーズは、最新の大規模オフィスビルと同等のスペックを有する
中規模ハイグレードオフィスビルの同社ブランドだ。
東日本大震災以降、オフィス移転において「賃料」や「セキュリティ」よりも「耐震」「防災」「BCP」を重視する傾向が強まっており、
築古ビルの老朽化が深刻な問題となっている。
こうした現状を踏まえ、都心の築古ビルが多く存在する神田、新橋、虎ノ門、赤坂エリアを重点戦略エリアとして位置づけ、
同社が所有・管理する大規模旗艦ビルと連携したサービスを提供する。
第1弾の「BIZCORE神保町」を皮切りに、今回の「BIZCORE赤坂見附」、そして築地、渋谷エリアでの開発計画も進行中だ。
今後は年間2~3棟の開発を目指し、2020年度までに500億円規模の事業拡大を図っていく。
「BIZCORE赤坂見附」は、地下1階が東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附」駅と直結し、ビル利用者専用のエントランスを設けている。
外堀通りと青山通りに面する外壁をガラスカーテンウォールで構成し、BIZCOREシリーズの特徴である一つひとつの企業の城が積み上がる
「積層感」をイメージしたデザインとなっている。
各階貸室は、天井高2800㎜、約80坪の開放的な無柱空間を実現。
専用部に入居企業専用のトイレや給湯スペースを設け、使いやすさを追求した。
1階のエントランスホールから貸室に至るまで多層のセキュリティラインを設け、関係者以外の侵入を防ぎ入居企業の信頼力強化をサポートする。
非常時には専用部に最大24時間(15VA/㎡)の電力供給が可能となる非常用発電機を備えている。
また、各専用部に入居企業専用の災害用備蓄倉庫を設け、3日分の災害用備蓄品を用意。
1階に喫煙室、屋上に屋上庭園などを設け、オフィスワーカーの快適性にも配慮している。
概要は、構造規模が鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造、地下1階地上10階建、塔屋1階。
敷地面積は450㎡(約136坪)、延床面積3743㎡(約1,132坪)。
同社は赤坂エリア開発への取り組みについて、力を注いでいる。
同物件以外に、2017年8月竣工予定の「赤坂インターシティAIR」、2019年春竣工予定の「ホテルオークラ東京本館」の建替え
プロジェクトなどの物件を抱えている。
過去には、赤坂インターシティ、霞が関コモンゲートなどの物件を手がけてきた。
そのような経緯から、同社としては「江戸時代から要衝地として栄えてきた赤坂エリア。明治以降は各国の大使館や外資系企業が集まり、
『国際性』『多様性』に富んだエリアとして発展し続けてきました。当社にとって、この地はビル事業発祥の地として縁の深い特別なエリアであり、当社の原点ともいえるこの地で半世紀にわたり街づくりに携わってきました。赤坂エリアを世界に誇れる国際都市にすることを私たちの使命としています」としている。
※プレスリリースより