※プレスリリースより
大京グループ傘下で仲介会社の大京穴吹不動産と同傘下でリフォーム事業を手掛ける大京リフォーム・デザインは
不動産VR(仮想現実)プローモーションサービス「中古ミテクレ」を運営するリニューアルストアとVR事業で提携した。
今回の提携で、中古マンションの購入を検討しているカスタマー向けにリフォーム後をVR体験できるコンテンツサイト
「バーチャルリフォームルーム」を新たに構築した。
これにより、「コンテンツサイト」と「現地内覧」の2ラインでVR体験を提供し、販促活動の促進、物件購入を高める狙いがある。
昨今、不動産仲介でVRの活用機会が増えてきたが、それに伴い高画質・高精細なVR映像で見た「入居中状態」や
「経年状態の物件」などの体験によりカスタマーがネガティブな印象を持ってしまうという問題が起こっていた。
今回、リフォーム後のVR体験を1セットで体験してもらうことで、ネガティブな現況体験をポジティブな未来体験により
払拭するというのが狙いとしてある。
そもそも同サービスは、リニューアルストアが2016年6月よりウェブサイト「中古ミテクレ」を開設し、不動産向けVRでは
初となる販売中の中古物件を、現地でリフォーム後の仮想体験ができるというもの。
サービス開始の背景として、中古住宅を検討・購入する潜在顧客は多いが、長らく中古住宅における販売スタイルは、
リフォーム前の状態での売り出しか、一度不動産会社が買い取り、リフォーム済みとして販売する2者択一しかなかったからだ。
リフォーム前の物件では、カスタマーは購入後に取り掛かるリフォームのイメージやそれらにかかる費用が不明な状況で購入判断を迫られる。
リフォーム後の物件では、一度、不動産会社が買い取りして改装後、再販するための仕入れ、改装費と利益が上乗せされた割高感が出るという印象が強く持たれていた。
さらに、住まい手本人のリフォームではないため、完成状態のリフォームに対する好みの問題や要望の不一致など、中古不動産ならではの、
本質的な課題を解決する手段が乏しかった、という背景がある。
こうした課題解決の一助として、同サービスの導入を決めた。
リニューアルストアによれば、「コンテンツ公開から間もなく長期化していた物件が立て続けに成約につながるなど、
VRが実際の不動産仲介に効果を示す実績も出てきており、今後もリフォーム工事受注やインテリア販売など二次的効果も高めるべく
実効あるVRサービスの提供を行って参ります」という。
※プレスリリースより
■「バーチャルリフォームルーム」
URL http://www.daikyo-anabuki.co.jp/buy/t/