ピュアレストEX 手洗いありタンク(左) 手洗いなしタイプ(右) ※プレスリリースより
水まわり設備の専門メーカーのTOTOは組み合わせ便器の新商品「ピュアレストEX」と、
シートタイプ温水洗浄便座の新商品「ウォシュレット アプリコット」をそれぞれ8月1日から発売すると発表した。
組み合わせ便器「ピュアレストEX」は丸みを帯びたタンク形状と便器側面の凹凸をサイドカバーで覆い、すっきりとしたデザインが特徴だ。
手洗いありタンクと手洗いなしタイプの2種類を用意している。
手洗いありタンクでは、ボウルの深さを従来品より深く設計し、手洗いしやすく水はねを軽減。
手洗いなしタイプは同社従来商品より61㎜タンクの高さを低くし、コンパクトにした。
渦を巻くような「トルネード洗浄」により、便器の効率的な洗浄を実現している。
洗浄1回あたりで大4.8リットル、小3.6リットルを可能にした。
ほかにも、汚れがたまりやすい便器のフチ裏をなくした便器形状の「フチなし形状」、さらに陶器表面の凹凸をナノレベルでなめらかに仕上げ、汚れが付きにくく落ちやすくした「セフィオンテクト」など、きれいを保つために、同社独自の技術を標準搭載している。
ウォシュレット アプリコット ※プレスリリースより
一方、「ウォシュレット アプリコット」は新開発の「エアインワンダーウェーブ洗浄」および
トイレ空間脱臭機能「においきれい」を搭載したシートタイプ温水洗浄便座の最上位モデルだ。
温水洗浄便座の根幹である「おしり洗浄」を進化させた。
従来のワンダーウェーブ洗浄は1秒間に約100個の水玉を連射する吐水方式だが、
新開発の「エアインワンダーウェーブ洗浄」では、その水玉に空気を含ませることで一粒一粒を約30%拡大し、
洗い心地の「たっぷり感」をさらに向上させた。
今回、トイレ空間の脱臭機能「においきれい」をシートタイプのウォシュレットに新搭載した。
アンモニア、トリメチルアミンといった嫌なニオイ成分を「においきれいカートリッジ」に捕集して脱臭、
ニオイ成分は「きれい除菌水」で1日に1回、使用が少ない時間帯に洗浄・除菌する。
デザインも全面的にブラッシュアップした。
隙間や凹凸を極力少なくしたデザインとなった。
瞬間式ならではの薄い形状をすっきり美しく見せるだけでなく、「フチなしウォシュレット」が
便器ラインに合った滑らかな形状になるなど、お手入れがしやすくなっている。
標準ピクトグラムの採用 ※プレスリリースより
操作リモコンには、日本レストルーム工業会が2017年1月に策定した「標準ピクトグラム」を初採用している。
同社は、今回同時発売となる「ピュアレストEX」とウォシュレット最上位機種の「ウォシュレット アプリコット」を
組み合わせることで、よりすっきりとしたトイレ空間を実現できる、としている。
同社は「TOTOグローバル環境ビジョン」を掲げ、「水」からの環境貢献を継続して行っており、
「便器の洗浄水量4.8リットルをグローバルスタンダードとして展開し、トイレからの節水を世界各地ですすめています」という。
「ピュアレストEX」の価格は、10万8400~11万3900円(税抜き)。
「ウォシュレット アプリコット」(オート便器洗浄タイプ)は、17万9000円(税抜き)