※プレスリリースより
不動産ベンチャー企業のニーズコーポレーションは1日、
分譲する同社の戸建て住宅に最新のIoT(あらゆるモノがインターネットにつながる)機器をあらかじめ実装した
「ニーズヴィラSMARTHOME(スマートホーム)」を開発、今夏に販売を開始すると発表した。
IoT機器メーカー各社と業務協力し、家のセキュリティをはじめ照明などの空間を
スマートフォン(スマホ)などを使って快適に過ごすというもの。
現在、Qrio(キュリオ)、セーフィー、ユカイ工学、フィリップス ライティング ジャパン、
アトモフの5社と業務協力している。
※プレスリリースより
月額使用料が掛かるサービスについて、当初1年間は同社が負担するという。
その代わりに、購入者は実際にIoT機器を使った満足度や感想などのアンケートに答える。
それらの意見を集約し、今後の商品開発に反映し、さらに安全で快適な戸建住宅へ進化させていくという。
実際にスマートハウス「ニーズヴィラ」にあらかじめ搭載されるIoT機器とはどのようなものか。
まず、「防犯面」という切り口で見ると、スマホなどの通信機器を使って鍵の施錠・
開錠を行うスマートロック「Qrio」を搭載している。
鍵を持たなくてもよく、世界最小の設置面積でさまざまな条件のドアに取り付けられるのが特徴だ。
次に、クラウド上で操作、録画ができるクラウドカメラ「セーフィーHOME」を備え付けている。
インターネットを介していつでもどこでもスマホやパソコンで映像をモニタリングできるので、防犯強化につながる。
さらに、「見守り」という切り口で、留守番中の子どもの見守りを助けるロボット「BOCCO(ボッコ)」も用意されている。
家を留守にしたとき、一人残される子どもの様子が気になるという親は少なくない。
そんなとき、外出先からスマホを使って、自宅に置いてあるBOCCOにメッセージを送る。
スマホのアプリに録音した音声とテキストのメッセージを送信でき、
BOCCOがそのメッセージを可愛い仕草で読み上げてくれるというもの。
BOCCOからも音声で返事が送れるので、子どもと簡単にコミュニケーションが取れる。
ドア(玄関)の開閉をセンサーが感知して、BOCCOを通じてアプリに通知するという機能もある。
子どもが家に無事帰ってきたかどうかがわかり、家にいない間も自宅の様子が把握できる。
ほかに、家の「空間」についてもIoTで一元管理するシステムをつけている。
個人用ワイヤレス照明システム「Philips Hue」を搭載している。
直感的に操作ができ、明るさと省エネを実現するLED照明だ。
接続、設定もとても簡単に行える。
ほかにもスマートデジタル窓「Atmoph Window(アトモフ ウィンドウ)」が備え付けてある。
これは壁やデスクに置くだけで世界の風景が広がるデジタル窓。
窓として自然に見えるよう独自に4Kで撮影された映像と音で、まるでそこにいるような気分になれる。
同社としては、「今後もIoTスマートホームの販売を通じて、いち早く最新技術を取り入れ、
お客様に安全で快適な未来型住宅の提供を行ってまいります」としている。