TOTOは4月28日、TOTOタイランド(TOTO (THAILAND) CO., LTD.)敷地内に、
新たに衛生陶器生産工場(「TOTOタイランド第2工場」仮称)を建設すると発表した。

これまでの地産地消の生産体制に加え、アジア・オセアニア地域を世界の供給基地として位置付け、
生産体制を充実させることが狙い。

生産品目は腰掛大便器・洗面器などの衛生陶器で、投資金額は約93億円。

工場の概要は、建屋が6万8000㎡(延床面積)、生産能力は年間約42万ピースとしている。

建設にあたり、同社が2014年に策定した「TOTOグローバル環境ビジョン」に基づき、
エネルギー効率の高い最新のトンネル窯の導入や再生水利用による工場排水ゼロを目指した取り組みなど、
グループの最新技術とノウハウを結集し、環境に優しいグリーンファクトリーを実現していく、としている。

現在、同社ではタイで高付加価値の提案を軸とする販売網を構築し、著名物件の採用活動を強化している。

今年3月にはバンコク市内に専門家向けショールーム「TOTOテクニカルセンターバンコク」を開設した。

東南アジア地域の高級物件を手がけるデベロッパーや設計事務所など、建築専門家に向けた提案を行っている。

同社としては、新たな工場建設により世界の供給基地としての機能を果たし、
タイ国内での安定した供給体制を構築するとともに、高級ブランドのイメージ浸透を図っていく、としている。

さらに、新工場の位置付けとして、衛生陶器の量産工場とし、
腰掛大便器・洗面器を中心とした生産を予定しており、今月より着工し、2019年4月からの本格稼動を目指しています、という。


TOTOタイランド第2工場(仮称)の外観イメージ ※プレスリリースより
 
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