2017年3月27日 品川区役所において協定締結
野村不動産アーバンネットは4月27日、「しながわCSR推進協議会」に入会したと発表した。
それに先立ち3月27日、品川区と品川区社会福祉協議会との三者間で、
「民間企業と連携した高齢者等地域見守りネットワーク事業」に関する協定を締結した。
今回締結した同協定は、品川区では、不動産会社としては同社が初となる。
入会の動機は、「地域に密着し、地元の皆様に親しまれるブランドを目指す中、日々の業務活動を通じて、
地域社会に貢献できる機会と考えて」のもの。
同社は4月1日に「しながわCSR推進協議会」に入会した。
同協議会は「企業と区との協働で『私たちのまち』品川区をつくる」という理念に基づき、
企業の社会貢献活動を推進することを目的に、2010年5月に発足。
具体的な活動として、品川区と連携して社会貢献活動に関する情報発信・交換を行いながら、
各企業が環境・防災・教育・福祉・地域活動などさまざまな分野において、社会貢献活動を進めるというもの。
協議会の構成は、会長は品川区長が務め、区内に本社または事業所などを有する企業に品川区役所を加えたメンバーで構成されている。
2017年4月10日時点で、72の企業と品川区が会員となっている。
3月に締結された品川区が実施する「民間企業と連携した高齢者等地域見守りネットワーク事業」に関する協定。
これは民間企業が通常業務の中で、高齢者宅の異変を察知した場合、品川区に通報することを取り決めた協定だ。
「新聞や郵便物がたまっている」「TVの音がするのに応答がない」などがその一例。
同社は、主に個人向け不動産の売買仲介や不動産に関するコンサルティングを行っているが、
不動産購入・売却をしたお客への定期的なアフターフォローの際に異変発見・察知した時に区へ通報するという。
同社では、「品川区内の野村の仲介+(PLUS)店舗、品川五反田センターと大井町センターを中心に、
積極的に高齢者等の見守り活動を行い、品川区が目指す、ひとり暮らしの高齢者等が住み慣れた地域でいつまでも安心して
暮らし続けられる地域社会の実現に寄与したいと考えております」としている。
また、「本活動をきっかけに、全社員の社会貢献への意識を高め、野村の仲介+各店舗が、
地域の皆様に貢献できるよう推進してまいります」と抱負を述べている。