※プレスリリースより
インターネット不動産サービスなどを手がけるイタンジは、
このほど不動産仲介会社が賃貸住宅物件探しをしている入居希望者の内見予約が
オンライン上で行える内見予約自動化システム「内見予約くん」をリリースしたと発表した。
同システムは内見予約受付・連絡・レポートを自動化したもの。
従来は内見までに至るプロセスがとても煩雑だった。
賃貸住宅を扱う不動産仲介会社は、部屋探しをしている入居希望者から内見を希望されると、
その部屋の管理会社に電話をかけ、自身の名刺をFAXで送り宅建業者であるという身分証明後、
内見できる時間帯の予約、部屋の鍵情報(現地での鍵保管場所や、キーボックスの暗証番号等)を確認し、
入居希望者を案内するという流れだった。
今回のシステムでは、仲介会社の内見予約受付作業や鍵情報の照会作業をWEB上で自動的に行えるというメリットがある。
入居希望者から内見を希望された仲介会社は、電話の音声ガイダンスで内見パスワードを確認。
その後は「内見予約くん」にログインするだけで、内見可能な時間や鍵情報を知ることができ、
24時間365日、直前の時間まで予約が可能。
予約までの一連のやりとりが完全自動化できるため、管理会社は電話対応、予約重複などのトラブルがなくなり、
仲介会社も5分以内で内見予約作業が完結できるため生産性の向上が図れる。
近年、内見を希望する不動産会社を偽り、管理会社に電話をかけて空き部屋の鍵情報を入手し、
その空き部屋を不正な金銭や商品の授受に利用する犯罪行為が社会問題化している。
同システムは、電話をかけてきた仲介会社の電話番号で宅建免許番号を持っている正規の不動産会社かどうかを自動判別し、
不正業者をブロックすることができるので、空き部屋を犯罪行為などに利用される危険性を防ぐことができる。
そのほかにも、図面や申込書のダウンロード、アンケート、フリーレントなど有益情報の告知機能もあり、
既にテスト導入した管理会社からは、「スタッフの電話やFAX対応の時間が半減した」「予約重複などのトラブルが減った」
「内見予約数が上がった」などの報告があったという。
同社では「内見予約くん」によって、入居希望者が待たされることなく希望の部屋を見ることができ、
効率的な住み替えのできる未来の実現を目指していきたい、としている。