外観イメージパース ※プレスリリースより
三井不動産は米国子会社「Mitsui Fudosan America, Inc.(三井不動産アメリカ)」を通じて、
ワシントンDC圏域で賃貸住宅「4000ノースフェアファックスドライブ(仮称)」事業を行うことを決定したと発表した。
アメリカでは5つ目、ワシントンDC圏域での賃貸住宅事業はグループ初となる。
竣工は2020年を予定している。
計画地は、ワシントンDC中心部まで地下鉄で約15分と交通の利便性に優れ、成熟した住宅地に位置する。
計画地の周辺では希少な高層賃貸住宅となる予定、という。
顧客ターゲットは、ワシントンDC中心部やIT・コンサル企業が多く在籍する
ダレスコリドーに勤務するビジネスプロフェッショナルや、政府関係機関勤務者などを想定している。
そうした層を取り込むため、ジム、ラウンジ、テラス、屋外プールなどの豊富なアメニティを設置し、
ハイグレードな仕様を備えた物件にするという。
共同事業者の「Jefferson Apartment Group」は、ワシントンDC圏域を中心に東海岸主要都市で
豊富な開発・運営実績を有する住宅専業デベロッパー。
同社は日本で培った住宅開発、マーケティングなどのノウハウと
共同事業者の事業ノウハウを最大限に発揮し、事業を推進していくという。
同社では、海外事業を成長分野の1つに位置づけ、アメリカではオフィス、
賃貸住宅など複数の用途の開発事業に取り組んでいきたい、としている。
さらに、ワシントンDC圏域での賃貸住宅事業が加わることで商品ラインアップを拡充させて、
今後もさらなる事業機会の獲得を目指していくという。
なお、2015年5月に公表した2017年度までのグループ中長期経営計画「イノベーション2017ステージⅡ」では、
2015~2017年までの3か年で、欧米・アジアで約5500億円の投資を行うことを表明しているが、現在でも計画は順調に進捗しているという。