「VR内見」が導入された大和エステートの店頭カウンターに置かれたVR接客端末CREWL(クルール) ※プレスリリースより
VR(仮想現実)で不動産の内見・接客ができる「VR内見(TM)」システムで知られるナーブは、
大和エステートが運営する全国の不動産賃貸仲介店舗に同システムを導入すると発表した。
導入店舗は、大和エステート直営で賃貸仲介を提供する14店舗。
今月から随時導入が開始されている。
「VR内見(TM)」は、店舗にいながら複数物件をVRで内見できるシステム。
不動産仲介代理店の導入メリットとして、内見の効率化により実地での内見数が減少するため、
内見に関わる移動時間・費用が削減できる。
お客に対して鍵を受け渡す工数も削減できる。
これらを通じて接客の効率化、内見総数の増加に貢献し、
顧客満足の向上と店舗での営業活動の生産性向上につながるという。
一方、借主のメリットとして、「VR内見(TM)」はCREWL(クルール)と呼ばれるVR接客端末を利用することで、
利用者の動きに連動し、室内を移動しながら周囲全方向の空間をリアルに閲覧できる。
借主は現地にいるような感覚で物件の内見が可能になる。
さらに、あらかじめ店頭で複数物件を「VR内見(TM)」で選別して内見物件を絞り込むことで、
部屋探しに費やす時間を短縮することが可能。
そのほかに、天候の悪い日や夕方でも明るい室内を確認できるというメリットがある。
同社としては、今後もさらなるサービス内容の拡充と導入店舗の拡大に取り組んでいきたい、としている。