J.フロントリテイリング、森ビル、L キャタルトン リアルエステート、住友商事の4社の共同出資会社の
GINZA SIX リテールマネジメントは、銀座エリア最大となる複合施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」を
20日から開業すると発表した。
銀座エリア最大規模となる約4万7000㎡の商業施設には、世界の241ブランドが出店している。
そのうち半数以上の121店舗がフラグシップショップ(旗艦店)という位置づけだ。
初年度の売り上げ目標は約600億円。年間の来館者数について約2000万人を想定している。
施設は銀座6丁目の銀座中央通りに面する。間口は約115m、奥行は約100m、延床面積は約14万8700㎡。
道路をまたぐ形で2つの街区、約1.4haを再開発した。
20日に開業する商業施設を中心に、都内最大級の1フロア貸室面積約6140㎡を有する大規模オフィスが入り、
伝統芸能の拠点として「観世能楽堂」が入っている。
また防災備蓄倉庫などの防災支援機能、国内外のお客を迎え入れる観光バス乗降所や観光案内所、
日本の四季が楽しめる銀座最大となる約4000㎡の屋上庭園なども施設には備わっている。
施設の象徴となる吹き抜け空間は、世界で活躍する前衛芸術家の草間彌生氏が
「GINZA SIX」のために制作したアート作品が飾られている。
同施設について、広報担当者は「241の世界的なブランドがテナントとして一堂に入居していることに加え、
地下3階には文化施設として能楽堂が入っている。
こうした点はお客様から魅力を感じていただける要素になるのではないでしょうか」と述べた。
さらに今後の抱負について、「銀座のオフィスワーカー、来街者、海外からの来訪者、
地域住民の方々といったマーケットに加えて、銀座に来たことがない方も呼び込む、
新しいマーケットを取り込んで街を活性化させていくことができればと思っています」と述べていた。